がもがもミシュガット

この世の全ての物を独断と偏見で適当に採点する!


スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


スポンサードリンク [ - ] -
カシオペア (カシオペアツイン)

公式HP→http://www.jreast.co.jp/cassiopeia/

  「動くホテル」と言われている豪華寝台列車「カシオペア」。出発日1ヶ月前の発売日直後に売り切れてしまうほどの人気で、繁忙期の旅券の確保は熾烈を極めるという。特に1〜2号車に配される8室しかないスイートルームの人気はダントツで、みどりの窓口のJR職員の入力の早さにかかっている(発売日1分が勝負らしいよ(^_^;))そうである。ちなみに、「カシオペア」という名前は、5つの星がWの形を描く北の空を彩る星座で、北へ向かう列車と、最高級ホテルにつけられる「5つ星」のイメージを重ねてつけられたとそうだ。

 そんな訳で、スイートはさすがに取れませんでしたが、一般的な客室であるカシオペアツイン(1階)に上野−札幌間を往復で乗りましたよ。チケットの手配はJTBのツアーによるもの。カシオペアツインは、1階室と2階室があるんだけど、数ヶ月前の予約だったにも関わらず、すでにJTBの持ち分の2階室はいっぱい。2階の方が景色が良いとされているからだ。一応、JRの正式な予約開始日である出発日の1ヶ月前に2階室を取れるようチャレンジしてくれる…と言われたんだけど、「ダメでした」というお話で(^_^;)。いやー、人気の凄さを思い知るねぇ…。

 さて、まずは料金なんだけど、32320円だ。もちろん「ルームチャージ」ではなく、1人料金。しかも、宿泊料金のみである。正確に言えば、札幌までの運賃、特急料金、寝台料金が含まれた価格なんだけど。閑散期(おそらく、雪まつりの無い冬の期間)なら、JTBなど旅行会社が持っているツアーパックは安くなるようではあるけど、基本的にはこの値段だと思っていただきたい。ちなみにスイートは、先ほど説明した1階と2階を階段でつないだ形で1階が寝室、2階がリビングとなっていて44460円だ。

 設備としては、一般のツインルームは、洗面台とトイレが一体になったもの、ソファが室内でL字型に展開するベッド、NHKのBSと、ビデオ放送、現在地表示のナビがあるTV、BGM装置と言ったものがある。スイートの場合は、ツインのベッドは当然備え付けで、トイレの他にシャワーブースがある。まぁ、基本的には、そんな感じで、設備について細かく書いていくと、いつも以上に膨大な文章量になってしまうので(^_^;)、細かいところは、この方の旅レポのページを参考にしていただきたい。

 食事については、3号車がダイニングカーとなっていて、6000円程度の和食懐石、8000円程度のフレンチのコースがあるのだが、こちらも予約制なのでチケットを取る際に同時予約していないと、かなり厳しいそうだ。午後5時半頃〜9時半頃にかけて3回に分けてディナータイムが設けられていて、1回目は和食懐石、2回目、3回目はフレンチコース…だったと思う。その後、21時半以降〜23時がパブタイムとなり、これは予約の必要はない。ビーフシチューなどの食事、おつまみなどの軽食とアルコール、ケーキなどのデザートを自由に食べることが出来る。私は、パブタイムでビーフシチューなどを食べたが、思っていたよりは美味しかったと思う。…思うけど、これで8000円のコースを食べてみたいという程ではない(苦笑)。

 で、予約が取れなかった人はどうするのか…と言うと、前述のとおり9時半過ぎまで我慢するか、駅弁ということになる。通常の駅弁であれば、上野駅もかなり充実しているが、もっと洒落たものを食べたいというのであれば、東京駅の地下街であるグランスタなどを利用するといいだろう。まぁ、上野だって駅構内から一度出れば、それこそアメ横だってなんだってあるんだけどさ。札幌駅構内は弁当屋が充実してないので、駅周辺のデパートなどで購入した方がいい。

 一応、カシオペアでも予約制のカシオペア弁当(3500円)や、通常の駅弁を売ってはいるんだけど、3500円は高いし、通常の駅弁は後の号車にワゴンが到着する頃には売り切れている(^_^;)。そのため、事前の買い込み、持ち込みは、かなり重要となる。可能であれば保冷バッグと保冷剤くらいは用意しておきたいところだ。

 それでも、まだ夕食はいい。問題は朝食である。朝食についてはダイニングカーで予約なしで食べられるが、当然混雑する。札幌まで行くのであれば、定刻に到着して9時半頃だ。ワゴン販売は、前述のとおり、車両によっては食べるものが無くなっている。だからと言って、駅弁を持ち込むのは消費期限上、危険をともなう(^_^;)。菓子パンやスナック菓子などでしのいで、現地の市場などに行って朝食を食べる計画にするのがいいかもしれない。もちろん下車する駅によっては、もっと時間も早いだろうし、逆に時間が早いことで駅周辺に食べるところが無いかもしれない。その辺は、事前に調べておいた方がいいだろう。それから、朝、電車から飛び出して駅弁が買えるような駅は無かった。期待しない方がいいと思う。

 飲み物に関して言えば自動販売機がある。しかし、真夏の繁忙期の場合、売れきれる場合もあるので、こちらも安全策として持ち込みした方がいいかもしれない。アルコール飲料については、自販機で販売されておらず、ワゴンか売店かでの購入になるので、こちらも持ち込みの方がいいのは言うまでもない。要は、どれだけ駅で買い込んでから乗り込み、良い状態を長く保てるかが勝負となる…と思う。それは、それで楽しいんだけどね。

 残念ながら浴場は無いが、前述のとおりスイートにはシャワーブースがある。では、通常のツインはどうするのか…というと、共用のシャワー室が存在する。これはダイニング入口のところにある売店(…というほど立派なもんではない)で、利用する時間帯を言って予約をし、キーカードを購入する形だ。30分単位の貸し切りで、2つのシャワーブースがあるが、もちろん良い時間帯は、早々に埋まってしまう。ディナーなどの予約をしていて、その前後に浴びたい…などというのなら、乗ったらすぐに予約しに行く必要があるだろう。

 中に入ると1畳ほどのスペースが半分に区切られ、着替えをする場所と、シャワーブースとに分かれている。30分と言っても、それはあくまでブースの貸し切り時間で、シャワーそのものは6分間しか利用できない。これは、シャワーの横にタイマーがついていて、水を出すたびに6分間からカウントダウンされる仕組み。ただ、よほど髪が長い人でなければ、出しっぱなしにしない限り、思っていたより時間が余るかもしれない。ちなみにソープ類はないので、部屋の洗面台にある小さい石鹸を持って行くか、売店でシャワーセット(リンスインシャンプー、ボディソープ)を購入(420円)するか…になる。ちなみに、シャワーブース内の洗浄については、別途フラッシュボタンがあり、スプリンクラーのように清掃してくれるので、ブースの壁についた泡などを落とすためにシャワーを利用する必要はない。

 肝心の個室内についてだが、寝るためにベッド形態にすると、室内には、もはや30センチ程度(トイレの扉を開くための最小限)の幅の余地しかなくなる…が、ほとんどの時間をベッド形態にして過ごした。なにしろ、身体を伸ばして寝っころがれるのは強い。テーブルはベッド形態でも出すことが出来る(ただし、収納する時には一度、ソファ形態に戻す必要がある)ので、食事をするのも困らない。スイートは洒落ているが、一体型のツインならではの、グータラ加減を17時間以上楽しむことができる。なにしろ、動かなくていいから(笑)。一体型なので枕もあるし、毛布もある。これはこれで快適だ。

 物音については、上階の音はあまり聞こえなかった。遮音性が高いというよりは、ベッド形態にしてしまうと、そもそも床に足を下ろすことが、ほとんど無いためだと思われる(^_^;)。だから、アホな子どもが上階に居た場合には定かではない。その代わりというか、隣室が大声を出すと、わりと筒抜けになるので、気を付けた方がいいだろう。

 トイレについては、正直、あまりにも狭い範囲に個室があるので、臭うのではないか…と懸念していたが、少なくとも私の利用した部屋では、全く臭いを感じなかった。少々、驚いたくらい。棚と一体型の洗面台は、洗面台を開くと棚があり、コップや歯ブラシなどが収納されている。洗面のボウルは至って浅く、使い勝手は良くはないが、顔を洗ったりする分には、特に困ることはない。やや水流が弱いのは仕方のないところか。ここには、電源があるので有効利用したい方は、延長コードを持ち込むと良いだろう。

 1階の眺望だが、正直、特に悪いとも感じなかった。駅に着いた際には、ホーム面より下にあるので、わりとジロジロと眺められるが、イヤならばブラインドを下ろせばいい。通常の線路上で「ああ、上だったら、もっと良く見えただろうに…」と感じたところは、特になかった(^_^;)。2階の眺望を知らない私にとっては、特に不満に感じることは無かったということだ。窓は大きく、流れる景色を眺めているだけでも楽しい。

 ベッドについては、特に問題無く眠れた。…が、私は幼少の頃より寝台車に乗り慣れているせいもあるだろう。電車の音は慣れてしまうとは言え、思っているより大きい。比較的静かだと言われているカシオペアであってさえも…である。それが気になるということではなかったのだが、実はMP3プレーヤーと電源不要のミニスピーカーを持って行った…んだけど、音量を最大にしても聞こえなかったのだ(^_^;)。通常、ホテルなどで就寝時に環境音楽を流したりするために持って行っているのだが、まさか電車の音にかき消されて音楽が聞こえないとは…。正直、それほど電車の音がうるさい…と思っていなかったので、わりと驚いたんだよね。

 さて、最後尾である12号車には有名なラウンジカーがあるが、あまり使わなかった。カシオペアは様々なところで、先頭を入れ替えるのだが、12号車が先頭の時は、当然機関車がついているため、あまり正面は見えない。サイドからの景色を見るなら、寝っ転がって見れる自分の個室からで十分。どちらかと言うと寝疲れて、ちと身体を動かしたい時に行く感じ。それも贅沢な話だけど。ここには売店もあるが、あまり使えない。ワゴンがちと拡張されたくらいのレベルで、もうちっとお菓子とかの飲食類を充実させて欲しいなぁ…。

 そんな訳で、個々の説明をしてきたが、全体の印象としては、往路はともても楽しかった。朝起きると、そこが北海道であることに感動したし、駅弁を食べたり、パブタイムを楽しんだり、ビールを飲んだり…と、とにかく楽しいひとときを過ごした。では、帰りは楽しくなかったのか…と言われると、そうではなくて、凄く楽だったのだ。とにかく楽だった。クッタクタに疲れた後に、すぐにその場で眠ることが出来て、そのまま上野まで運んでくれる。ある程度、旅行情緒を保ったまま…である。これは大きい。そんな訳で、評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。もちろん、スペースや電車という制約上、不便なこともたくさんあるけど、その不便さも、また楽しいんだよね。繁忙期の個人手配なら、価格としても飛行機とも勝負になるだろう。前日に半日の休みが必要になるけど(上野が午後4時過ぎ発だから)、朝は10時から札幌で動けるし、帰りも同様に4時近くに札幌駅に居ればいい。そして何より、素敵な時間が過ごせるだろう。何もしないも良し、本を読むのも良し、買い込んだ食べ物で、乾杯するも良し。ちなみに私は、多くの時間をPSPのモンハンをやって過ごしました(笑)。


gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
SPA&HOTELウィンズラジャ舞浜ユーラシア
ウィンズラジャ舞浜ユーラシア
 東京ディズニーリゾートでの宿泊先を決める際に、多くの宿泊施設に大型温浴施設(要は大浴場ね)が無いことを嘆いている方も多いかもしれない。ディズニーブランドホテルはもちろんのこと、オフィシャルでも気軽に利用できる大型温浴施設があるところ…と言えば、シェラトンの「OASIS(有料)」くらいか。クッタクタになるまでパーク内を歩き回り「ホテルで温泉につかれたら…」と思った人も多いはずである。

 …とは言え、ホテルとパークを行き来する交通の便を考えると、グッドネイバーや、オフィシャルに結果的に宿泊することになる。大きな温浴施設は、御台場の「大江戸温泉物語」や、新浦安の「湯巡り万華鏡」などが存在するものの、宿泊となると使い勝手が悪く、ディズニーリゾートと施設を結ぶ交通の便は、決して良くはない。そんな中で、今回見つけたのが「ウインズラジャ舞浜ユーラシア」なのである。

 通常、「大江戸温泉物語」に代表されるような大型温浴施設に併設される宿泊施設は、お昼は休憩用個室などとして利用されることも多く、部屋に通される時間が遅い、朝に部屋を追い出される時間が早いなどの欠点がある上、外出が出来ないなどの制約も多い。しかしながら、この舞浜ユーラシアでは、かなり宿泊部分の独立性が高く、通常のホテルと同様に3時チェックイン・10時チェックアウトとなっている上、通常のホテルと全く同じ訳ではないが、外出は可能なのだ。

 立地も舞浜駅北口から送迎バスが出ていて、ホテルまでは5分〜10分。ホテルの最上階のテラスからは、東京ディズニーリゾートが一望できる好立地である。音響にこだわらなければ、花火なども良く見えるだろう(風向きなどによっては、音楽も良く聞こえるらしいけど)。徒歩でも東京ディズニーシーまで、おおよそ15分〜20分くらいなので、荷物が無ければ歩けない距離ではない。基本的には日帰り温泉施設なので、温浴施設の充実はもちろんのこと、エステや食事も充実している上に、周辺ホテルなどに比べれば遙かに安価なのだ。

 我々は朝、9時頃に到着し、荷物を預けに行ったのだが、この時間帯は、ちょうど温浴施設のクローズ時間と重なり、ロビーへの入場が禁止になっていた(^_^;)。少々、その事態に驚きはしたが、入口から会計に向かって声をかけて、本日宿泊、荷物を預けたい旨を伝えると、荷札を用意しくれて、快く荷物を預かってくれた。温浴施設とホテルの受付は、どうやら共通のようだ。この8時〜10時頃の到着を考えているのであれば、少々注意が必要かもしれない。事前に電話で連絡を入れておけばベターだろう。そういえば、我々が舞浜からホテルに向かうバスでは、従業員風の人が多かったような気がしたな(苦笑)。

 4時過ぎにホテルに戻ると、まずは靴を靴箱に入れるように指示がある。ここは宿泊者でも、基本的には裸足で館内を歩き回るシステムなのだ。どうしてもイヤな人は、地下足袋が用意されているので、それを履く形になる。それから部屋のキーをもらう。このキーが無いと、エレベーターで宿泊用の部屋がある階層へ上がることが出来ないシステムになっている。逆に言えば、この宿泊キーを温浴施設で持ち歩かないといけないのが難点ではある。もちろん、暗唱番号型の貴重品ボックスが更衣室にあるんだけど。

 ちなみに、室内着は温浴施設のものと共通で、部屋には置かれていない。温浴施設の受付の方で、バスタオルや室内着(作務衣と浴衣が選べる。女性用浴衣は柄も数種類用意されている)を受け取る形だ。出来れば、部屋に上がる前に受け取っておきたい。そうしないと、部屋で荷物を置いてから、また下の階まで室内着を取りに来て、部屋に戻り、着替えないといけないからだ(^_^;)。

 さて、部屋はパークサイドと、マリーナサイドがあるが、パークサイドは名前のとおり、ディズニーリゾートに面した側である。マリーナサイドも名前のとおり、マリーナに面しているが、マリーナの周囲は工場地帯なので、それほど夜景を楽しむような部屋ではない。ただし、他のホテルと違い温浴施設というパブリックスペースが充実しているため、それほど景観にこだわる必要も無いかもしれないけどね。どうしても…というのであれば、若干パークサイドの方が割高になることは頭に入れておいた方がいいだろう。ちなみに、パークサイドの上階には、ベランダに露天風呂のついたタイプもあり、2人一部屋で1人1万〜と、考えられないくらい、かなり割安。部屋でゆっくりしたい、あるいはパークにあまり興味の無い連れ添いが居る(笑)などの人にとっては、非常に素晴らしい施設だろう。

 一般的な部屋でも30平方メートルという非常にゆったりとしたスペースで、余裕のある造り。一番上の写真を見てもらっても分かるけど、落ち着いた家具類で、スッキリした印象。液晶テレビ、空の冷蔵庫(中に2本ある水はサービス)、暗証番号式金庫、ポット、ウォシュレットトイレなど、備品のレベルは高い。基本が温浴施設なので風呂は無いのだろうと思っていたが、シャワーブースがついているという気配り。シンプルで使い易い。そもそも全員裸足で動いているというのが、妙な安心感がある。いやー、つい脱いじゃうんだよね。靴とか(苦笑)。

 食事についてだが、当然、温浴施設のレストランを利用することになる。ホテルレストランとして、他の施設と比較するのは厳しいが、温浴施設のレストランとしては、わりと良い方の部類に入るかもしれない。なにより、パークで遊び倒して、夜遅くに帰ってきても、普通にレストランはやっているので、小腹が空いた時などには重宝するだろう。パークで遊ぶことを前提にするなら、なにしろ便利なのだ。

 さて、最後になってしまったが、メイン施設となる温浴施設について書いておきたい。源泉は色の濃い泥水のようなタイプのもので、かなり塩っからい温泉だ。この辺が埋め立てで出来たことを考えれば、当たり前かもしれないけど。露天については、源泉掛け流しの浴槽と、3段の深さに分かれた浴槽、そして寝湯。内湯は温度差のある浴槽と、かなりヌルめのボタン式ジェットバス(立つタイプと寝るタイプあり)、そしてサウナと、かなり充実している。ただ、本当に温泉は塩っ辛いため、うっかり顔をザブリとやってしまうと、非常に目が滲みるので注意が必要(^_^;)。内湯は塩っ辛さを感じず、濁りもなかったので、温泉ではないのかもしれない。

 タオルは、フェイスタオルのみ自由に使える。バスタオルは部屋にあるものを使う形。残念なことに、洗いタオルなどは用意されていない。そして、またしても女湯のソープ類は「アロマエッセ」シリーズであったにもかかわらず、男湯はそうではなかった(万葉の湯のように無香料でもなかったけど)。っつうか、なんで変える必要があるんだよ。完全なる差別だよ。そればかりは気に入らない。日帰り温浴施設としてだけ見れば、価格の割りにアメニティ関係が弱い印象は残るかな。宿泊なので、大した不満もないけど(^_^;)。 
 とは言え、パークで遊び疲れた後の温泉は最高である。湯上がりにビールでも飲めば、全く言うことはない。作務衣や浴衣で歩き回るのはリラックスできるし、なにより楽。客室の廊下まで裸足で歩くのが、やや違和感があり、少々、エレベーター前が臭っている気もするが、ここでは細かいことは問うまい。遠くからのディズニーリゾート来訪者にはうってつけだと思うね。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。この温浴施設の簡易宿泊(リクライニングシート利用)が4000円近くするのを考えれば、あと1人数千円払って、ホテルに宿泊する方が間違いなく良い。出入りも自由になるし、なにより個室の広いスペースと、清潔なベッドがあるのだ。選択に迷うところではないんじゃないかなぁ。連泊するのにも良いし、よほど良いロケーションか、どうしてもディズニーブランドか…というのでなければ、コストパフォーマンスは圧倒的かと。オフィシャルとグッドネイバーは、かなり遠のくくらい気に入ってしまったよ。 

gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
おおるり山荘 (奥日光湯元)
公式HP→http://www.ohruri.com/

 4人1部屋で宿泊すると、朝夕食つきで、1日4725円…という訳で(4回目)、おおるりグループの説明については、こちらの方の話を見てもらいたい。…と言いたいところなんだけど、最近、おおるりの料金体系が大きく変わり、実は我々のような人間には、さらにお得になったのだ。

 以前は、休前日などは料金を上げていたのだが、なんと365日同一料金に変更された。詳しくは、公式サイトを見てもらうとして、我々に限って言えば、以前は8400円していたところが、今回の奥日光のおおるり山荘が、なんと7000円(2人1部屋利用)。なんと1400円の大幅ダウンである。そんな訳で改めて、おおるりの費用対効果的なものを検証してみたい。

 公共交通機関で行った場合、特急や新幹線を利用しなくても、電車とバスの料金で片道3500円強の支出となる。一方、自家用車での往復を考えると、横浜から奥日光までは約220キロ。高速などを使うと片道の推奨ルートで4000円ほどの料金が必要だ。うちの実家の車は11〜12キロの燃費。間の11.5キロ/1リットルで計算すると、当時の石油価格125円(苦笑)で約2400円、約2900円となる。これを、今回旅行に行った4人で割ると、片道で約1600〜1700円くらいとなる訳だ。で、おおるりの無料送迎を利用すれば、これが0円となる。恐るべき低価格である。しかし、残念ながら、燃料費高騰の煽りを受け、送迎バスが有料となるらしい。とは言え、片道150円(どこからでも)らしいので、比較するまでも無いけど。

 そんな訳で、奥日光のおおるりである。湯の湖を眼前に望むホテルは、老舗のホテルが倒産後に買い取って、建物を建て直したものである。そのため、建物そのものは割と新しい。那須高尾のおおるり山荘と近い施設だ。我々は当然、横浜駅出発の無料送迎バスに乗り込んで行ったのだが、例によって例のごとく、羽生のSAでトイレ休憩をとり、その後、宇都宮の旅の駅「大晃」により、お昼御飯を食べる日光東照宮近くの「表参道」というそば屋で1時間の休憩。もちろん食べなくてもいい。その場合は、周囲を散策することが可能だが、乗り換え用のバスが到着し、みんなの準備が出来次第の出発となるので、遅れれば強烈に冷たい視線に耐えなければならないのを伝えておく(^_^;)。

 さて、到着したのは午後1時ちょっと過ぎ。ロケーションは抜群である。おそらくロケーションだけ考えれば、奥日光の中でも間違いなく癸韻任呂覆い世蹐Δ。オシャレに言えばオールフロントレイクビューで、遮るものは駐車場付近の木々くらいなものである。もともと、超老舗温泉ホテルが建っていたところを、源泉の権利などとともに買い取り、新しい施設を建てたようで、近くにある源泉湧出湿地には、「おおるり山荘」と書かれたボロッボロの源泉小屋が2つも立っていたことからも明らかだ。

 湖面に対して平行に建てられた飾り気のないストンとした建物は、新築おおるりの特徴とも言える。バス待ち用の広めのロビー、ロビー隣接のお土産屋、夜食用のラーメン処、老人クラブのオトモ?であるダンスホール、カラオケ…と、通常のおおるりラインナップであるため、特に言及はしないけど、同じ新築で、同じ「おおるり山荘」という名を持つ那須高尾のおおるり山荘よりも、使い勝手はいい感じ。通路に余裕があるからかな。

 客室は8畳の和室で、広縁つき。掃除は不潔ではないが、適当(苦笑)。許せない人には、これだけで「無い」と思うが、我々は気にしない…というか、まぁ、許容範囲。ユニットバスに、金庫、冷蔵庫、お茶セットと田子作饅頭という、こちらも至って普通のおおるり部屋である。布団敷きは、食事の時間帯にやってもらえるのも、通常のおおるりと変わらない。ベランダは、那須高尾のおおるり山荘と同様に、隣室とずっとつながっているタイプのもの。ただ、外に出るベランダというよりは、冬なら冷蔵庫替わりに外に出しておく…くらいのもんだけど。以前も言ったけど、今時、防犯上微妙だと思うんだけどね(^_^;)。

 我々の部屋は2階だったと思うんだけど、まぁ、残念ながら、防音はそこそこのものしかないため、階下がカラオケだったり夕食会場だったりすると、それなりの時間まで、うるさい(苦笑)。ギリギリ(2週間前くらい)の申込みだったため、割り当てられてしまったのだろう。イヤなら、早めの予約をオススメ。

 食事については、一般的な「おおるり飯」だと思って貰えれば良いと思うんだけど、夜には最初の一膳目に炊き込み御飯が入っていて(おかわりは白飯)、朝食では朝がゆと、通常の御飯から選べるという形で、それでも努力してくれているんだな…という印象は受けた。そうそう、珍しくお刺身が美味しかった(おおるりとしては…のレベルだけど)のも付け足しておこう。でも、システム上、これより美味しくするってのは厳しいよね。とりあえず、次はバイキングをやってるところを利用したいとこだね。

 さて、温泉施設である。おおるり山荘には、内湯の大浴場と、露天があり、露天風呂もわりと広め。どれも掛け流しだと思われる。湯船は白濁しており、ムッとする硫黄臭が浴場を満たしていて「温泉だー!」という感じ。カランは10程度ある。あまりに白濁しているため、全く湯船の中は見えないので、段差に注意しないとかなり危険(^_^;)。露天は壁に囲まれているため、湖面を眺めることは出来ないけど、男湯からは列なる山々が見えて、それなりに気分がいい。本来なら、これだけのロケーションを持っていることを利用して、ホテルの上層階に温浴施設を持って行って、湖が見えるようにするんだろうけど、まぁ、おおるりなんで(^_^;)。

 それよりも問題は泉温である。基本的にぬるい。おそらく温泉の注ぎ口のところで40℃台中頃だと思われるため、巨大な浴槽に流れ込むと、内湯で40℃あるかないか、4月下旬の時期に露天が35℃前後だったと思われる。多くの宿泊客は、ちょっと足をつけて「なんだこりゃ!冷てーじゃねーか!」と言って、入らずに内湯に戻る感じ。個人的には不感温度より、やや下ぐらいなので、ギリッギリ長湯が出来ると思っていたし、実際1時間くらい入っていた。しかし、これ以上寒い季節になると無理なので、閉鎖されちゃうらしい。実は、私が行った4月下旬も「どうしても入りたいなら、どうぞ」くらいの感じらしいんだけど(笑)。そんな訳で、冬は魅力半減かな…と。まぁ、それでも那須高尾の大露天風呂と違い、内湯と繋がっているので、寒くなったら内湯に戻ればいいから楽だけどね。

 最後に帰りのバスだが、9:30ピックアップと早め。世界遺産の「輪王寺」に立ち寄る形だ。見学時間は50分程度で、なんとガイドさんつき。ただ、そこは良く出来たもので、行く先、行く先で、お守りの購入を勧められるというお買い物ツアーにも似たガイドである(笑)。それでも、お坊さんの有難い話や、仏教にまつわる「へぇ〜」というお話も聞けて、わりと楽しかったと思う。

 …んが、しかし。このガイド、実は「では、○○分に出発します」というバスの運転手の時間になっても終わらないという罠(爆)。だから、時間を見てポロポロと途中で抜けていく客。いや、普通なら「おおるり側からガイドをつけられたんだから、遅れてもいいんでしょ?」と思うじゃないですか。違うんだよねー(^_^;)。おそらく寺側と提携しているだけで、それぞれの思惑で現地では動いてるので、ガイドはバスの出発時間なんて知らないし、バスの運転手はガイドが伸びてようが知ったこっちゃない…という恐怖の構図(笑)。なので、やはり他のバスの搭乗者からの冷たい視線を浴びたくないなら、集合時間優先ってことで(苦笑)。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。ん、やっぱり、奥地に行けば行くほど、無料送迎バスが効いてくる。ロケーションもいいしね。湯西川とともに、オススメのおおるり。冬季に露天に入れれば言うことないけど、まぁ、そもそもオフシーズンで、周辺の施設も閉まってるらしいから、とりあえずオンシーズンに限っての評価ということで。いつも通り、飯とサービスうんぬんは、価格と送迎サービスで見て見ぬふり(笑)。

 中禅寺湖まで足を伸ばせば観光としては十分だし、なによりこの湯の湖近辺はリゾートでもリトリート感っていうのだろうか、ひっそりした、まさに保養地のような心地良さがある。那須高尾のおおるり山荘ほど、孤立した場所ではないし、長期滞在も良いかもしれない。難点と言えば、昼食を食べるところが、ほとんどないってことくらい。湖畔のレストハウスか、おおるりのラーメン処か、ちょっと足を伸ばして休暇村のレストランか…といったところ。それでも、やはり那須高尾よりはマシだ(^_^;)。とっても良い場所でしたよ。

gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
浜名湖グランドホテル さざなみ館 (舘山寺温泉)
公式HP→http://www.sazanamikan.com/

 浜名湖周辺で一番の観光地と言えば、かんざん寺温泉周辺だろう。舘山寺を中心として、温泉街、巨大なホテルや、遊園地、フラワーパーク、動物園などが林立するという、都市部でも滅多にない観光集約ぶりは、景観うんぬんの話はあるだろうけど、ある意味見事である。そのエリアの端の方、やや喧噪から離れた動物園寄りの場所にあるのが、このホテルだ。遊覧船の乗り場も目の前にあり、フラワーパーク行きのバスも隣接地から出ているので、温泉情緒を味わうには、遊園地から離れているホテルは貴重で、かつ遊びにも便利という好立地。

 このホテルも東急ハーヴェストや、エクシブと同様にセラヴィリゾートグループの会員制ホテルではあるのだが、このグループの宿泊施設は、わりと一般にも開放されている。楽天や、じゃらんにも、普通に掲載されているので、利用機会は普通にあると思われる。

 「グランドホテル」と冠している通り、比較的大きい宿泊施設なのだが、ややロビーは開放感に欠ける。…というのも、1階部分は観光客向けの鰻屋としても解放されていて、ホテルの入口とは別に道路面に入口が設けられている。そのため、おおっぴらにホテルとつなげるようなデザインにはなりづらいため、ロビーに広がりが欠けているという訳だ。採光の面も問題があり、全体的に薄暗い感じがするのは印象としては大きなマイナスかもしれない。ちなみに、ロビーにあるお土産屋さんは、一般的なホテルのお土産屋さん以上のものではないかな。

 さて、お部屋の方なんだけど、我々、朝食のみ利用だったせいか、おそらくランクを下げられ館内に数部屋しかない6畳間に通されてしまった。普通のお部屋が12.5畳なので、おそらくバコッと半分に割っただけの部屋だろう。これって、旅行の添乗員さんとかが使う部屋だよね(^_^;)。かなり急作りな感じというか、適当な感じというか、防音については最低レベル。普通に話していても隣の声が筒抜け。まぁ、隣は同行者だったからいいんだけど。そんな訳で、これをもってお部屋を評価するのは、少々可哀想(まぁ、我々が可哀想という話もあるんだけど(笑))なので、おいておくとしよう。

 とりあえず大まかな設備の説明をすると、冷蔵庫は空のタイプ。お風呂はトイレ、バスが一緒のユニットバスで、狭め。それから広縁によく見かける小さいテーブルと椅子のセットは、あるにはあるんだけど、狭いので椅子は一脚(^_^;)。2階なので、湖は見えるんだけど、電線が目の前を通っていて、視界を汚している。テレビは広縁側に置かれている有様で、あきらかに設計意図が見えない…というか、おそらく無い。他の部屋は違うと思うけどね。

 ソフトウェア的な面でいけば、サービスそのものは良く、会員施設系・保養所系では珍しく、布団の上げ下ろしをしてくれたりする。もちろん、入口からお部屋まで荷物も持ってくれた(まぁ、あんまり個人的には利用しないんで、どーでもいいんだけど<自分で持っちゃう)。しかも、布団を敷きにきてくれた時に、テーブルの上には冷水と小梅が置かれていて、そのちょっとした心配りに部屋の狭さに対する不満も和らぐ感じ。

 温泉施設だけど、循環濾過式、加水、加温…ということで泉質については、とくに触れるべきものもない…と思う。内湯は湖側がガラス張りになっていて、展望風呂となっている。温泉は3階にあるのだが、我々の2階の窓からの景観と同様に、電柱と電線が景色を台無しにしている(苦笑)。んー、もっと上階だと何かダメなことがあったのだろうか。もったいない。展望風呂に比べると、露天風呂は付け足しのようなもので、おそらく左右対称に作られた男女の風呂は、建物の外周部側に露天が設けられているため、風の影響をモロに受ける。内湯で露天をはさみ込むように作ればいいのに…。なんか事情でもあるのかねぇ…。いちいち、ハードウェア的な思想が良く分からないホテルだなぁ…ここは(^_^;)。

 その他の施設については、クラブ、ラウンジ、カラオケ…と、一通りのものを揃えているんだけど、どーも、古くさい印象が否めない。特筆すべきは、茶室で、当然、茶会などに使う訳だけど、これは面白い。いや、もちろん使いませんでしたけどね。食事処は前述のように通常の食事処の他に、一般客も立ち寄れる「うなぎ家」がある。これが、多少居酒屋的な展開をしてくれると嬉しいんだけど、残念ながら閉店は6時(苦笑)。中途半端な時間だよね。クラブやラウンジなんかよりも、そーゆーものの方がよほど嬉しいんだけどなぁ。ちと夜に飲みたいみたいな時に、鰻で…みたいな。

 食事そのものは、朝食しか利用していない。ちなみに、朝食は1890円。以前、エクシブ蓼科を利用した際に食べた朝食が同じ値段で、非常に美味しかったため、かなり期待をしていたところなんだけど、正直、期待はずれ。魚は、その場で焼くんだけど、パサパサ。売店で扱っている漬け物や佃煮の試供品みたいなのが、数品つけられていたのも、随分とテンションを下げさせられた。それでコストを下げてる激安ホテルっぽくってね。味も特筆すべきところが無い。これでは「次は夕食を食べてみよう」という気が起きないよなー。

 …と文句ばかりは言ってみたけど、本当に従業員の方々の応対は感じ良かったんだよね。だから、余計に残念というか。せめて、朝食が満足できれば…というところがあったんだけど。浜名湖なら、東急ハーヴェストか、エクシブに行くだろうなぁ…。同じ会員制施設なら。かんざん寺に泊まって遊び倒したいんじゃなければねぇ。そんな訳で、評価の方は…

 ★・★・☆(二つ星)

 …ということで。従業員の方々が感じ悪かったら、もう一つとか、ゼロとかにしかねなかったと思うんだけどね。つまんないことかもしれないけど、布団を敷いた際の冷水の差し入れってのが、新鮮でね。そーゆー心遣いで、少しずつでもハードウェア面に改良を加えてっていただければなぁ…と思います。

gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
東急ハーヴェストクラブ浜名湖
公式HP→こちら

 東急ハーヴェストクラブは、東急の会員制リゾートホテルグループで、以前紹介したエクシブなんかと同じカテゴリーの宿泊施設だ。もちろん、今回も法人会員としての宿泊である。東急ハーヴェストクラブ浜名湖は、奥浜名湖と言われる猪鼻湖沿岸にマリーナをもつ巨大リゾートの中に立てられているホテルで、テニスコート、マリーナなどのレジャー施設の他にも、敷地内に分乗の別荘(普通に住んでる人もいるようだけど)などが林立している。猪鼻湖が一望できる美しい景観を持ちつつ、東名三ヶ日インターから車で10分程度という立地の良さは非常に魅力的だ。

 天竜浜名湖鉄道東都筑駅近くの交差点から湖へ向かうと、東急リゾートの入口が見えてくる。そこから中に入っていくと、様々な別荘が建ち並んだ地域に入っていき、看板に従っていけば、ホテルの駐車場に入る形だ。我々は金曜日の2時過ぎに着いたのだが、まだ車は1台しか駐車場にいなかった。浜名湖と言えば、舘山寺を中心とした温泉街が有名だが、この奥浜名湖周辺は、温泉が湧出している地域でもなく、わりと静かな地域で、夏でもなければ早く着く理由も無いと言ったところか。前述した別荘群の他にも、近隣には普通に民家が建ち並んでいるので、コンビニやスーパーなども近くにあり、ゆっくりと滞在するのには良いリゾートと言えるだろう。…とは言え、冬に来ると比較的することがないのも確かだけど(笑)。

 ロビーは2階部分にあり、正面は1階と吹き抜けでガラス面となっていて、猪鼻湖を一望することが出来る素晴らしい景色。小さめのショップもあり、浜名湖みやげや、風呂場においてある「馬油シリーズ」「炭シリーズ」などのソープ類も販売されている。1階に下りると、ダイニングと、ゲームセンター、テラスへ出る扉がある。その扉から外へ出ると湖に繋がるようなデザインの素敵なテラスへ行くことが出来る。このテラスを眺めるだけでも、わりと幸せな感じ。ああ、リゾートだなぁ…という感覚だ。冬だったこともあり、滞在中、テラスに居る人をほとんど見なかったけど、夏ならまた別かも知れない。ホテルからは美しい夕日も見ることが出来るので、訪れる際は晴れることを願っておきたいところ(我々が行った時は見事に曇ってました)。

 外に出て、レストランの前を通っていくと、そこは桟橋だ。マリーナにある小型船舶で、とりあえず同乗者をホテルに下ろす…なんて感じに使うのだろう。桟橋の向こう側にはプールのウォータースライダーを見ることが出来る。そのプールを回り込むように行くと、マリンスポーツの受付となる(んだろう…と思う)センターがあり、ここでは軽食を取ったり、お土産を購入したりすることが可能だ。我々が行った日には、北海道物産展(笑)と、クリオネの展示をしていた。メチャクチャ丁寧に説明してくれて、へぇ〜と思うことしきり。

 さて、我々は法人会員なので、客室についてはランクが一番下だと思うけど、十分な広さのお部屋。ロビーフロアから、そのまま進んだ2階の桟橋寄りのお部屋である。下に食堂が出っ張っているので、やや景観が削られちゃってるけど、目の前には椰子の木があり、リゾート気分は満喫できる。まぁ、冬で寒風吹きすさんでなければ…なんだが(笑)。ユニットバスと洗面台は特に特徴がある訳ではないが、問題もない。冷蔵庫は会員制のホテルなので、基本的には空っぽ。定価販売の自販機などから、適当に購入して入れておけばいい。もちろん電気ポットもあるので、お湯に困ることもない。氷については自動販売機脇に製氷機があるので、そこへ取りにいく形になる。

 前述のとおり、このホテルは温泉ではないのだが、大浴場の設備を有している。男湯、女湯が特に決められている訳ではなく、朝、晩での入れ替え式だ。夜は24:00まで、朝は6:00から…という形で24時間ではないのは、会員制ホテルでは一般的なところ。どちらの浴室にも、サウナの他に露天風呂が設けられており、露天風呂からは奥浜名湖を見渡すことが出来る絶景のロケーションだ。大型ホテル施設となると、温泉も循環、加温、加水は当たり前で、温泉施設なのか温浴施設なのか良く分からないところも多いことを考えれば、これはこれで立派な設備だと言うことが出来るだろう。このホテルでの冬の一つの楽しみとしても良い…と思うくらいだ。シャンプー、ボディソープなどは、よくある売店連動型のシリーズなのは売店のところで述べた通りである。

 さて、レストランなのであるが、我々は朝食も夕食も利用しなかった。利用したのはランチバイキングのみである。このような施設になると1泊2食つきのプランが当たり前なのだが、物件(部屋単位)を購入するシステムなのが会員制ホテルであるため、素泊まりすることも可能なのだ(その辺、施設と法人の契約上の問題なので絶対ではない)。そんな訳でランチバイキングの利用時の印象を述べたいと思う。

 ランチバイキング自体は繁忙期のみの営業で、冬季は原則土日のみだそうだ。ホテルに来た時も昼時は人影そのものが無く、それは土曜日も変わらなかったため、ランチバイキングもガラガラなのでは…と思っていたが、周辺住民、あるいは別荘利用者には人気があるらしく、開店時間を少々過ぎただけだったのだが、すでに何組かが席についていて、その後も次々とテーブルを埋めていったようだ。もちろん、満席までは行かなかったが、それなりに賑わっていた印象である。

 料理の方だが、値段を考えれば、ホテルらしい上質なバイキングと言うことが出来るだろう。小鉢での提供が充実していたり、チョコレートファウンテンがあったり…と、バラエティがあり楽しめる。素材が抜群に良い…ということは特に無かったが、ホテルらしい心配りでバイキングを楽しめるようにしている…という印象。ライブキッチンでは、ポークと野菜のグリルが行われていて、これも美味しかった。どれを食べても、わりとハズれがないので、朝、夕食とも美味しいのではないか…と期待させるには十分だったと思う。

 会員制ホテルらしい、落ち着きある長期滞在型のリゾート感は、十分。もちろん、ここを起点にして舘山寺や弁天島などの浜名湖周辺の観光地に行くのもいいだろうけど、やはり、この施設でゆったりと過ごすのが一番の贅沢なんではなかろうか。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。もう少し近ければ、もっと利用したいところなんだけどねぇ。いかんせん、遠いんだよな。静岡というと、やはり伊豆のイメージがあって一見近いと思うんだけど、浜名湖はほとんど名古屋だよね(^_^;)。それでも東名を利用して、すぐそばまで行けるのは楽だけど。法人会員の方は、利用してみてくださいまし。マリンスポーツの時期は、取りづらいんだろうなぁ…。夏に数日を過ごしてみたいところです。ちなみに冬は、とらふぐや、牡蠣なんかの海の幸が魅力ですよ。

gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
一の湯本館(露天風呂付き客室)
公式HP→http://www.ichinoyu.co.jp/

「一の湯」グループと言えば、現在でこそ低価格の温泉旅館として知られているが、創業は寛永7年と370年以上にも及ぶ歴史ある老舗高級旅館だったのだ。新しい時代の波が押し寄せる中で、現社長がなんと一泊二食の料金を35,000円から1万円を切る価格に抑えるという大英断をした結果、80%を越える稼働率となり、売上高も右肩上がりで増え、ホテルも年々増えているという経営戦略の見本のようなグループ企業となったという訳で。その「一の湯」の原点となっている創業370年の旅館が、この「一の湯本館」なのである。

 今回、そんな一の湯の中でも、特に予約が取りづらいと言われている露天風呂付き客室に宿泊してきたのだ。我々も予約開始日の予約開始時間に電話をかけたのであるが、なにぶん3連休で2泊で2部屋という非常に難しい予約だったので、電話が繋がった時には「露天風呂付き2部屋は、もう無理です」と言われてしまった。そこで1部屋を露天風呂付き、もう1部屋を展望風呂付きにしてもらうことにした。

 いずれは露天風呂付きに宿泊してみたいという希望があったのだが、どんなに安くても休前日に25,000円を切るところを関東近圏で探すのは難しい。それがなんと、15,000円をも切る価格で宿泊できてしまう(現在は料金が改定されたので違うけど)というのだから驚きである。しかも最近多い、ベランダに浴槽が置かれたようなものではなく、庭に岩風呂があると言うものなのだ。

 さて、旅館は非常に往来の多い道路沿いにあり、旅館の敷地内には駐車場が無い。一応、荷物を下ろす際には、旅館の脇につけても良いのだが、なにぶん箱根から下ってくる側に建っているので、それ自体が面倒くさい。だからと言って100mほど坂を登ったところにある駐車場に止めてしまうと、荷物を持ったまま道路を横断するハメになり、非常に危険である(^_^;)。一応、その辺を考慮してか、横付けして荷物を下ろせば、その後は駐車場まで従業員の方が車を運んでくれるんだけど。チェックインの後、どこかに出かけるために出入りするとなると、なかなかそうもいかず、他の宿泊者の車が旅館前に止まっている場合もあり、少々危険な目にあう。老舗だけに周辺の状況が変わってしまっただけのことなのではあるが、なんとかならんものだろうか…。 

 旅館に入ると古き良き日を思わせるロビーがあり、まず下駄箱に靴を入れる。そのカギをカウンターで渡してチェックイン。部屋のカギをもらう。よくある日帰り温浴施設のパターンだよね。その奥には土産物を販売するスペースと雑談スペースを兼ねた場所があり、その奥に階段と一階の客室がある。露天風呂付き客室は1階にあり、展望風呂付き客室は2階だ。

 まず1階の露天風呂付き客室なのだが、8畳に広縁とバス、トイレつきである。「露天風呂付き」なのだから「バス」は当たり前だろ…と思われるかもしれないが、内風呂もあるのだ。深い浴槽で気持ちよさそうである…のだが、我々の部屋の内風呂は栓がゆるくなっているらしく、お湯が少しずつ抜けていく(^_^;)。さらに、せっかくの内風呂なのだが、洗い場のスペースが非常に狭く、正直、あまり利用価値が無い(苦笑)。贅沢ではあるんだけどね…。ちなみに内風呂にも温泉が出るようだ。

 広縁から庭園露天風呂に出られるようになっており、そこに岩風呂がある。そこそこ広めのお風呂で、生け垣を挟んで、目の前は川だ。せせらぎ…というよりは、ゴーッという川の流れる音が聞こえる。温泉用のコックがあり、それを回すと温泉が出るようになっているが、基本的には止めてある。必要な際には、もちろん温泉を出して構わないが、温泉供給量に限度があり、あまり使いすぎると全館で停止しちゃう…という旨の貼り紙がしてあった(^_^;)。まぁ、事の真偽はともかく、限りある温泉資源のためにも、少なくとも出しっぱなしとかは避けてあげたい。それにしても、贅沢なつくりである。2人くらいなら全然、余裕で入ることが出来る。

 老舗旅館ということもあって、柱や窓など設備類などには良く言えば歴史を感じる、良く言わない場合は、まぁ…そういうことだ(^_^;)。ただ掃除は、それなりに行き届いており、基本的には問題はない…というのは、個人の感想なので責任は持てないが、私には不快感は無かった。冷蔵庫は空で、自分で飲物を入れて良いタイプ。アメニティも必要最小限しかないが、個人的には歯ブラシとかまで旅行先に持って行くタイプなので(もちろん、ここにも歯ブラシはありますよ)、困ることはない。布団敷きは、もちろんセルフサービス。風呂が中にあるから、やっぱり出入りは無い方が気が楽だよね。脱いでる時にノックとかされてもイヤだし。まぁ、なんにせよ、雰囲気の良い露天風呂があるだけで、なんの文句もない。 

 一方、2階の展望風呂の部屋は、おそらく普通の和室に無理矢理ベッドを入れた和洋室…というべきなのか。かなり無理矢理…という印象。8畳だと思われる部屋はシングルベッド二つで、6割ほどのスペースを占拠。足腰の弱い人向けの部屋なら1階に作るべきだろうし、なんでわざわざベッドの部屋にしたのかは謎(^_^;)。窓が一階以上に歴史を感じさせ、開きづらい(苦笑)。かなりのテクニックを要する感じ。風呂場とトイレのドアが狭くて行き来に不便だ。ん〜、同じ値段なのは、ちと割に合わないような気がする。絶対的な値段に対する価値というより、相対的に先ほどの部屋と比較して…ということだけど(ちなみに、それも現在では変更されていて、値段に差が出来ています)。

 2階の展望風呂だけど、こちらも1階より狭い。四角い石作りのお風呂だが、川側の壁が窓のように抜けており、他の宿なら半露天などと言われているような感じの風呂である。宿によっては、普通に「個室露天風呂」などと言っているかもしれない。狭いながらも、心地が良く、文句は無い…んだけど、洗い場もここにしかないので、冬は寒いかもしれないねぇ…。こちらも栓をひねれば温泉が出るタイプで、贅沢なことに変わりない。見た目より、気持ちの良い風呂である。

 さて、個室風呂以外にも、当然大浴場があるのだが、こちらはかなり微妙だ。内風呂のみの上、湯船は掛け流しではないらしく、身体を流すための湯だめが掛け流し…という変わった風呂(^_^;)。そもそもシャワーや、水道がなく、その湯だめから湯を取り出して使うのだ。一応、シャンプーとボディソープはあるけど、不便なことこの上ない。…ないのだが、「この古き良き不便さをお楽しみください」的なことが書かれているので、何故か訳も分からず納得してしまう(笑)。でも、1回利用しただけで、あとは部屋の風呂に入ってたけどね…。部屋風呂があるから許せるけど、この風呂に入るしかない普通の客室は厳しいなぁ。申し訳ないけど、普通の客室なら評価はだいぶ下げざるを得ないよね。

 食事なのだが、食堂に集まって食べるタイプだ。後述するが、基本的に夕食の料理は決まっている。先付けと、一の湯豆腐から始まり、金目鯛の煮付け、海鮮一の湯鍋、薩摩芋揚、御飯、氷菓子である。これにグルメプラン(+2000円)だと、舟盛がつくという訳だ。もちろん、ドリンクは別料金である。金目鯛の煮付けについては、2人で一匹。我々の宿泊した日の先付けは、焼き茄子イタリアンドレッシング…と言ったところか。一の湯豆腐は大豆の甘みが生きている豆腐で、これはかなり美味しい。金目の煮付けも美味しく、鍋は具材の善し悪しはともかく、上手に味付けされているので、こーゆー安価な宿の料理としては良く出来ていると思う。

 しかし…である。連泊した2日目の夜が、ある意味凄かった。なぜか分からないが、恐らく連泊を想定していないというか、コスト削減のため、連泊の客のことを敢えて考えないようにしているのか、少々興味深い夕食が出た。前菜がイタリアンな味付けのサラダ、そして豚肉の味噌だれ焼き、牛すじ入り豆乳豆腐(それぞれ固形燃料での直火)、いかげその唐揚げ、フカヒレ入りあんかけ焼そば。一品、一品の出来そのものにもバラつきがあるんだけど、何より通しで品目を見た時の統一感の無さは笑ってしまった(^_^;)。

 一番良かったのは豚肉。で、次の豆乳豆腐に牛スジは要らないと思うんだよねぇ…。無い方が絶対美味いと思うんだけど…、前日の豆腐の出来を考える限り。いかゲソは無難なのだが「揚げ物」というコース的な位置づけよりも、一番最初に出してもらってビールのつまみにしたかったねぇ(^_^;)。そしてフカヒレあんかけ焼そばは、そもそも、そんなに作り慣れている感じがしない。突然、ここに来て中華だし(苦笑)。そして、普通に御飯もある訳で。もう少しなんとかならないもんなのかな〜。まぁ、素泊まりも可能なので、2泊目は外に出て、湯本まで食べに行ってもいいかもしれないけどね。っつうか、あれなら1泊目と同じ夕食でもいいかもな(笑)。

 ちなみに朝食は、和食を中心としたバイキングで、品目は全部で20種くらいだろうか。いわゆるリゾートホテルの朝食バイキングと比べると、洋食の分、品目は少ないけど、味は悪くないと思う。ほっとする味というか。2泊目も全く同じだったような気がするけど、朝食はそれでいいと思う。

 そんな訳で、露天付き客室としてコストパフォーマンスは非常に高いと思う。ただし、今回は隣室等に恵まれたせいもあるだろうが、おそらく防音などは弱く、上の階に子ども、隣室に調子こいてる客とかが居ると、結構つらいかもしれない。それと連泊は前述のとおり、気を付けていただきたいところ。それでも個人的には非常に充実した時間を送らせていただいた。そんな訳で、評価の方は

 ★・★・★(三つ星)

 …と言うことで。

 2泊3日で10時間以上、風呂に入っていたと思う(苦笑)。露天風呂に入りながら小説読んだり、贅沢な時間を過ごしたと思う。さすがに帰りは湯疲れでグッタリだったけど(^_^;)。そんな訳で、現在は値上がりしてしまって、コストパフォーマンスも、ややダウンしてしまったけど、それでも…という感覚はあるよね〜。まぁ、とにかく個室露天で贅沢な雰囲気を…という欲求は満たさないけどね。その辺は好みなので。

gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
石垣シーサイドホテル
公式HP→こちら

沖縄本島の中西部に立ち並ぶリゾートホテルの数々を考えると、石垣島にはリゾートホテルが非常に少ないと言って良い。海岸沿いの大型リゾート開発は、島の宝である珊瑚に多大な影響を与えかねないことからの開発規制…という面もあるのだろうか。とにかく、リゾートホテルにしようと思うと、本島のように選択肢が多くあるわけではないのだ。

 ツアーで使えるホテルとなると、さらに限られてくる訳であり、色々な場所で食事を取りたいと思っている我々は、2食付きのプランが主力の宿は除外されることになる。全日空ホテルの新館と、クラブメッドは、2食付きのプランしかなく、当然のように除外される訳だ。さらにビーチに隣接しているのか…ということになると、数が限られてきて、2〜3のホテルに絞られてくる。で、選ばれたのが、この石垣シーサイドホテルである。

 石垣シーサイドホテルは川平地区にあり、同じ地域にはクラブメッドが存在。ホテルの沖(クラブメッドの方)は、世界中で有名なマンタスクランブルと呼ばれているダイビングのマンタツアーポイントである。ホテルは屈指のビーチと言われている底地(すくじ)ビーチに面していて、島内随一の観光名所である川平湾も近い(約2km)ため、リゾートとしての立地は抜群である。

 さて、川平湾からホテルに向かうと、本当にこちらにホテルがあるのだろうか…という不安が湧くくらい何も無い道が続く。近隣の人の話によると、夜はハブが出るらしいので夏期に行かれる方は注意が必要だろう(^_^;)。そんな道をしばらく行くと左手に案内看板が見えてくるので、そこがホテルである。そこから脇道に入っていくと右が駐車場とホテル棟、左が独立コテージ棟が並ぶ「かびらヴィレッジ」だ。駐車場には、陽を遮るものは無く、当然の事ながら強烈に暑くなるので、少なくともハンドルにかぶせるカバーは持っておいた方がいいだろう。

 このホテルは、新館(てぃーだ館:7階建)、旧館(とぅもーる館:3階建)に分かれているのだが、実はリクエスト以外で選択する余地がない。要は新館確約…ということが出来ないのだ。まぁ、確かに部屋そのものに大きな差がある訳ではなく、新館の施設を利用する際にも、距離的に不便な訳でもない(ほとんど、すぐ隣)上、海には旧館の方がより近い位置にある。…のであるが、やはり雰囲気という面においては、一歩も二歩も新館に譲ってしまう。とりあえず、我々はリクエストとして「新館のできるだけ上階を」と言っておいたので、新館6階に泊めてもらうことが出来たんだけど。

 しかも新館でも、海に向かって左側は、目の前に旧館があるため、低層階になると、かなり景観に響くような気がする(^_^;)。同じ値段払って、あそこはヤだなぁ…って感じ。その辺、リクエストを有効利用することをオススメしたいね。繁忙期に、どこまで対応可能なものなのか分からないけど。ちなみに、1年前にも、このホテルに泊まることにしてて、リクエストを入れたところ、修学旅行生が滞在時にかぶっているので、リクエストを実現するのが難しい状況にある…と聞いて、石垣旅行を取りやめて、本島にした…という経緯がある(^_^;)。リクエストが通らなかったのがイヤだったんじゃなくて、単に修学旅行生と一緒なのがイヤだったんだけど。

 部屋は40平方メートルと、比較的ゆったりとした作り。掃除も普通に行き届いていて、不快に思うところはなかった。ベランダも広めで、クローゼットの中には屋外用の白いチェアとテーブルが入れられている。まずは、これを出して海を眺めたいところ。ベッドはセミダブルサイズが2つ。面白いのが、冷蔵庫とグラス棚が一体になっているものがカウンターテーブルのようになっていて、そこにテレビも乗せられている。この棚で向き合って、ビールなどを飲むのも楽しいかもね。なんぼ言うても、外はむせかえるように暑いから(^_^;)。

 トイレと風呂は分かれていて、トイレはウォシュレット仕様である。風呂は、ある意味、非常に日本的な家庭の風呂と言った趣で、リゾートホテルにあるような浅めで長いタイプのバスタブではなく、深いタイプのバスタブ。シャワーも湯と水の蛇口をヒネリながら調節するタイプで、驚くべきことに風呂桶までついている(^_^;)…と、やや古い印象を受けるけど、リゾートだからというこだわりと消してしまえば、これはこれで使い易いだろう。

 アメニティについても、これと言って過不足はなかったのだが、プールに行く際には、自分の部屋のバスタオルを使え…ということだったので、どうしてもバスタオルが少なく感じてしまう。もちろん、フロントで言えば出してくれるんだろうけど、その辺は不便に感じる。冷蔵庫は空なので、基本的には下の売店で買って入れる形になるだろう(価格はホテル価格)。普通の商店は川平湾近くに行かないと無い(価格は定価)ので、移動手段として車があれば、市街地で買いだめしておくといいかもしれない。 

 さて、そんな訳で、我々が宿泊した新館のロビーフロアは、フロント、おみやげコーナー、売店、ラウンジで構成されていて、中庭にあるプールやテラスレストランへと続いている。おみやげ品は、定価レベル(あんまり割引で買えるところも無いだろうけど)だが、日常品を販売する売店は僻地だけあって、商品が割高なのは仕方のないところだ。一応、水着でロビーフロアをウロチョロしていても文句を言われることはないが、当然、マナーとして水が滴るようなことが無いようにはしたいところだ。

 飲食施設は、前述したラウンジ、2階のメインダイニング、繁忙期にオープンする旧館2階のイタリアン、そしてテラスのバーベキュー、夜のみ営業のカラオケバーである。我々が利用したのは、朝食と昼食でメインダイニング、そしてテラスレストランのバーベキューだが、まぁ、正直なところ、あまり期待はしない方がいいように感じる。朝食については特に文句はないのだが、昼食とバーベキューで出てくる料理を食べるに、まぁ、こんなもんですか…という感じ。正直、僻地にあり、夕食をホテルで取ることが前提なのにしては、キビしいレベルだろう。

 それでも、テラスバーベキューは人気があり、繁忙期は予約は必須である。人気の秘密は、基本的に飲み放題込みの金額であるということ。ビールサーバーと、泡盛サーバー、氷で冷やされたワインボトル(赤、白)が置かれており、自由に飲むことが出来るのである。そのため、最低でも1人で1コースを頼む必要がある。ワンコースと言っても「おつまみコース」というものがあり、唐揚げとポテトフライだけがついているものが2100円と比較的リーズナブル。一品料理コース(郷土料理がメイン)や、通常のバーベキューコース(ともに4200円)、石垣牛コース(6300円)などもある。

 ただ、どれも非常に量が多い。我々は石垣牛コース、通常コース×2、おつまみコースで4人分頼んだのであるが、見事に肉が余りまくった(^_^;)。個人的には肉質をもう少しあげてもらって、量を減らしていただけると助かるんだけどねぇ…。もちろん、ホテルからの眺めも素晴らしい調味料であり、滞在中に1日くらいは、ここを利用してもいいと思う。天気が良ければの話なんだけど。ただ、一応、屋根というか「ひさし」はついているので、雨はしのげるんだけど。

 メインダイニングは、前述したが、基本的に朝食時にしか利用しなかった。朝食バイキングは、割と印象が良かったような気がする。どちらかと言えば和食中心。1回だけ朝食券を昼食に使えるというので、お昼に行ったのであるが、どうやら、お昼の利用はホテル内の人間よりも、石垣島を巡っている団体ツアー客の昼飯受け入れ先としての方が強いらしい。私達が行った時には老人会系の団体で50人ほど。朝食券で選べる食事は4種類で、カレーやカツ重など。朝食で利用して、昼食は川平湾の食堂辺りに食べに行くのがいいかもしれない。イタリアンや夜のフレンチが美味しかったなんて意見もあるみたいなので、繁忙期は変わるのかもしれないけどねぇ…。

 さて、マリンサポートに関してだけど、実はホテルでマリンスポーツを行わなかった。本島で遊び放題だったルネッサンスのバナナボートとかを体験してしまうと、どーも1000円だなんだと払って、やる気が起きなかった上に、やろうと思っていたシュノーケルツアーは、マンタポイントに連れてってくれるという業者に頼むことになったので、全く利用しない形になってしまった。ただ、プールは当然利用した訳なんだけど、プールに居た時間帯に沖を見ても、あまり活発にやっているようには見受けられなかったんだよねぇ(^_^;)。

 そもそもプール自体も、どの時間帯に行っても人がまばらで、十数席しかないデッキチェアが埋まっていたのを見たことが、滞在中に一度もなかったくらいである(苦笑)。同じ時期に、本島のルネッサンスに行った時とは、あまりに違う状況に少々戸惑うくらいだったのだが…。これは、このホテル(の宿泊客)の特性なのか、時期的なものによるところが大きいのか…。しかしながら、デッキチェアの設置数を考えても、繁忙期でも、それほどにはならない…という印象。

 プールは大小の円形のプールがくっついた形でヒョウタンのような形状をしている。小さい方が子ども用のプールとなっており浅い。プールとして特徴的なものではないが、周りの景色は素晴らしい。整備された芝生と、ガゼボ(東屋)の組み合わせはリゾート感を高めてくれる。何より人が居ないので、とにかくノンビリできるのがいい。

 一応、プールの時間は決まっているけど、早朝だろうが、夜間だろうが泳いでいても注意されることはない。そもそも営業時間とされている時間帯もガードがいる訳でもなく、どうやら水の循環装置が動いている時間が営業時間のようだ(営業時間になったら、ホテルマンが水栓を回しに来たので)。ガゼボでランチを食べたりしながら、ノンビリと過ごせれば、かなり素晴らしいプールだなぁと感じることが出来るはず。それにしても、このホテルのお客さんは、どこに行っているのだろう…というくらいプールやビーチに居なかったね(^_^;)。

 ビーチは石垣島屈指の砂浜と言われている底地ビーチなのだが、何分、遠浅過ぎて、潮が引いてしまうとクラゲよけネットがある一番奥まで行っても膝下レベルになるというくらい(^_^;)。だからと言って、クラゲネットの外側は非常に危険で、石垣島でも屈指のクラゲ地帯らしい。砂浜なので、それほど魚を見ることも出来ず、波も無いので、あまり泳ぐのには向いていない気がした。水遊び程度で、あとはデッキチェアで寝っ転がったりというのが似合うビーチなのだろう。

 ちなみに更衣室やシャワーは旧館の1階、プールに面したところにあることはあるのだが、あまり綺麗ではない。基本的には、バスタオルなどでザッと身体を拭き、前述のとおり、水がフロアに垂れないようにしてから、自分の部屋で着替えたり、シャワーを浴びたりするのがいいだろう。また、ここには洗濯機がいくつか置かれていて、有料だが使うことが出来る。洗剤や柔軟剤は売店で購入することが出来るが、それなりに割高なので、何回か使おうと思っているのであれば、家から少量持ってくるなり、途中で小さいパックを購入するなりした方が良いだろう。

 他に施設として、このホテルでは大浴場を擁している。ホテルの旧館よりの低層階に設けられているため、窓から外が見えないように(正確には窓から中を見られないように)なっている。施設も特にリゾートを意識している訳ではなく、温泉である訳でもないため、どうしても大浴場…というのでなければ、あまり利用価値は高くないように思える。ただし、部屋の浴槽が和式で足が伸ばせないため、風呂で足を伸ばしたいなぁ…という人は利用価値があるのかもしれない。涼しい季節になれば、利用価値も上がるのかもしれないけどね。

 さて、ここまでの話でなんとなく分かるかもしれないが、このホテルは極力人件費を節約することで、閑散期の波を乗り越えようとしているタイプなのだろう。そのため、ホテルに到着した際も案内はつかず、荷物も自分で持って上がる必要がある。このことに対して非常に不満を持つ方は多いのだが、全体像を見渡してみれば、なるほど…という感じだろう。テラスバーベキューでの飲み放題も、その辺から来ているはずだ。それは色んな面で感じるはずなので、至れり尽くせりを願うのであれば、このホテルは避けた方がいい。

 ただ、それにしても…と思うことが一つある。このホテルにはリゾートホテルにおいて欠かしてはいけない…と個人的に思っている設備がない。エステである。御存知のとおり、私…どころか、私の同行者も全く利用しない設備なのであるが、これがあるのと無いのとでは、ホテル利用者の選択の幅に大きく違いが出るような気がするのだがどうだろうか。それだけで宿泊対象から外してしまう人も多いに違いない。その辺を考えた上で、それでもマンパワーの削減を選択しているのであれば仕方がないけどね。とてもリラックスできるホテルだけに、どこか勿体ないと感じてしまうところもあるんだけど。

 そんな訳で、評価の方は…

 ★・★・☆(二つ星)

 …ということで。個人的には非常にリラックスして、リゾート気分を満喫できたところではあるのだけど、食事の減点ぶりと、こまごまとした施設やサービスの面で、このホテルがどういう方向性で進んでいるのか、今ひとつ分からない印象を受けたことも確かだ。いや、本当にプールからの眺めとかは、良いと思うんだけどねぇ。安全性はともかく、プールなどでの放任ぶりも嬉しいしね(^_^;)。とにかく、上手く使いこなしてナンボのホテルなのかもしれないなぁ。上手く使えると、コストパフォーマンスは良いと思うんだけどね。

gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(2)
【9点】 CLUB SAVVY(…を利用した宿泊)


 これは「ルネッサンスリゾート オキナワ」の長期滞在者に対する特典サービスシステムの名称である。繁忙期なら4泊以上、それ以外の時期では3泊以上の宿泊客対してに適用されるもので、2005年4月からスタートしたシステムだ。これが特典として付くのと、付かないのとでは、ホテルの価値が大きく変わってしまうくらい強力なシステムだ。

 まず、滞在中のマリンメニューが原則無料となる。原則というのは、ドルフィンプログラムおよび、「朝からパラダイス」というメニューが対象外となるためと、「体験ダイビング」「ツアーダイビング」「シーウォーク」「体験トローリング」「フィッシング乗合」の5つのメニューが滞在中1回目のみ無料…というためなのだが、他のメニューは完全に何度利用しても無料だ。滞在中1回目だけ無料の5つのメニューも、非常に高額なメニューで1回でも無料で利用できるのであれば、これほどお得なことは無い…というメニューである。

 さらに、宿泊日から最終宿泊日(チェックアウト日前日)までの昼食(ビュッフェレストランのランチビュッフェと、和食レストランのランチ弁当)が無料。ホテルの施設内の山田温泉への入場が無料。指定ディナーを食べた際のデザートや、食後酒のサービス…と、ホテルライフが全く違うものとなるくらいのサービスぶりだ。

 ちなみに、我々が今回、3泊4日宿泊した際に利用したサービスは、ブランチブッフェ1回(2194円)、山田温泉(525円)、ビーチパラソル&チェア(1人換算1500円×3日間)、シーウォーク(6000円)、シュノーケルツアー(6,000円)、イカダdeバカンス(3500円)、ドラゴンボート(2000円)、オブライエンチューブ(2500円)で、合計27,219円相当のサービスを受けたことになる。

 このアクティビティの金額だけど、色々調べてみた結果、決して最初から「無料のヤツらしか使わないだろうから、お得感を出すために高めに設定しておいてやれ」的な金額ではない(^_^;)。他のリゾートホテルと比しても、標準的な金額だろう。ランチブッフェなどは、近隣から食べに来る地元の方も居るというしね。普通にお得だ…と言えるものなのだと思う。

 さて、ここまで利点ばかりを述べてきたが、もちろん問題点もある。一つは予約の取りづらさだ。「ルネッサンスリゾート オキナワ」の項目でも述べたが、電話による事前予約は出来ず、宿泊受付後から、最終の宿泊日翌日までの予約を2つまで出来るという方式だ。この特典システムがある関係で、宿泊客は他のホテルより積極的にマリンメニューを取得する傾向にあるため、繁忙期には、人気のアクティビティがすでに埋まっている可能性がある。これは自分より長期滞在する宿泊客に押さえられている可能性があるということだ。また、予約以外のマリンメニューは、全て当日朝から受付になるので、朝のオープン前からマリンカウンターに並ぶ必要がある。我々が宿泊した時は、ほとんど並んでいなかったんだけど、夏休み期間中のマリンカウンターは凄い…らしい(^_^;)。

 また、昼食はチェックアウト日には利用できないのがミソだ。我々は羽田発の始発便に乗って、那覇に到着後レンタカーを借りると、高速道路を利用し、直行でホテルに向かった。それで11時過ぎである。だから宿泊日の昼食利用というのは、かなり厳しいのが分かるだろう(^_^;)。もちろん、だからケチ臭いというつもりは無いけどね。マリンメニューの予約方法を考えても、ホテルに直行した方が良いと思うので、そう言った意味で直行したら昼食も食べさせてもらえる…と考えた方がベターなのかもしれない。

 …これくらいである。欠点は(^_^;)。まぁ、正直、些細なことかもしれない。このシステムがあれば、宿泊客がマリンメニューを利用するのは当然だし、結果として人気のあるメニューから埋まっていくのも仕方がない。他のホテルでは宿泊特典として、マリンメニューを利用できるチケットなどを付けたりしているが、ダイビングなどは1万円を超えるところが多く、それを1回やるのにも足りない金額であることが多い。このシステムであれば、そういった悩みから解放され、本当にやりたいメニューを選べばいいだけだ。

 マリンメニューに全く興味がない…というのであればともかく、いわゆるマリンスポーツ系のものではなくても、サンセットクルーズや、朝のクルージングなど、リゾート気分を満喫できるメニューもある。ジャングル探検や、小物づくり教室などと言ったメニューもあり、選択肢は実に幅広い。それらが全て無料になる…というのは、本当に大きいのではないだろうか。

 もちろん、マリンアクティビティにどっぷりの人であれば、お金の問題ではなく、自分の好きな時に好きなメニューが出来るものがいい…と言う人も居るかもしれない。しかし、マリンアクティビティに興味はあるけど、いまいち踏み出せないという人や、せっかく沖縄に来たんだから、マリンアクティビティに触れてみたい…という人には、他の選択肢は不必要…というくらいのシステムだと思う。パラセーリングなどの、ここに無いメニューをやってみたいのであれば、ビジター料金であっても、それだけ体験しに他のホテルに行った方が、結果的にお得になるんじゃないのかな。

 このシステムを利用できるだけの日数を宿泊する人にとっては、ルネッサンスリゾートオキナワは9点、あるいは施設などの欠点に目をつぶっても10点あげてもいいのではないかと思う。このホテル自体が、他のリゾートホテルと比べても、ツアー価格を見る限りは特別高い訳じゃないしね。ただ、何度も言うけど、あくまでこのホテルと目的が合致する人にとって…だけどね。この特典が用をなさない人も居るだろうし。うちは満喫させてもらったので、文句言う気が起きないんだけどね。

gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
【7点】 ルネッサンスリゾート・オキナワ
・平成18年6月27日(火)〜6月30日(金)宿泊
・往復航空機運賃つきツアーでの利用(朝食付)
・洋室(バス・トイレ有)
・料金:21000円(利用した時期の通常料金)
・公式HP→こちら

 このホテルは、大型リゾートホテルが建ち並ぶ、いわゆる西海岸地域の南端に位置するホテルである。那覇から高速を使えば1時間ほどで到着する場所。もちろん海沿いに建設されていて、オールオーシャンビューがウリのホテルだ。

 今回、我々が宿泊するのは、9〜10階のデラックスフロアである。基本的に客室の造りは8階以下のものと変わらず、アメニティが違っていたりするらしいが、見た訳ではないので詳細は確認できなかった。まぁ、追加料金が1泊につき1人1000円程度なので、高層眺望の確約と思えば、他は全く同じでも構わないけどね。

 さて、いつもならあまり触れることは無いのだが、まずは駐車場からだ。沖縄旅行においてレンタカーは欠かすことが出来ないもの。我々も当然、レンタカーでホテルに行った訳だが、このホテル、広い敷地を有している割に、駐車場が狭い。正確に言うとホテルの敷地とつながっている駐車場が狭いのだ。 

 我々が訪れた時は、繁忙期からはややズレた時期であったが、ホテル玄関前の駐車場は、いつもほぼ満車であり、第二、第三駐車場へと回される。この第二、第三駐車場は、国道58号線を横断歩道で渡った場所にあり、かなり使いづらい。ちょっとしたことだが、イライラしてしまう。で、あるにもかかわらず、バレーサービスが無い。有料でも良いので、なんとかならんもんだろうか。夜に出かけるとなると、駐車場自体も暗くて、非常に不便だったし、危ないしねぇ…。



 最上階まで吹き抜けのロビーは、非常に開放的で、椰子の木がしげっていたり、オウムがいたり、ドルフィンのオブジェがあったり…と、リゾートムードを盛り上げてくれる。ただ、非常に明るい外と比べてしまうからか、やや薄暗い印象を持ってしまうのも確か。屋内まで外のように明るいと暑苦しいのかもしれないけど、それなら、それに合った落ち着いた内装にした方がいいんじゃないのかなぁ。内装と薄暗い印象が、どうも合わない感じがする。それこそ、人工的な光を当ててでも明るくした方が映える内装だと思うんだけど。それから、このロビーには、インターネットが出来るパソコンが3台置いてあり、旅先で情報を集めるのに便利。結構、3台ともふさがっていることが多いけどね。

 ロビーフロアは、ビュッフェレストラン、マリンアクティビティの受付カウンター、ショップ、ラウンジがある。ショップはかなり大きく、お土産ものショップと、アパレルのショップに別れている。どちらも安くはないが、品揃えは面積に比して豊富ではある。とは言え、定価レベルで買うのであれば、那覇空港のみやげもの売り場が笑ってしまうほどデカく、品揃えも豊富なので、よほどマニアックなものか、このホテルで購入して宅急便で送ってしまうのでなければ、ここで購入する必要はないだろう。今回、ラウンジの方は利用することが無かったのだが、夜にはミニコンサートが開かれていて、俺的リゾートホテルのラウンジの条件はクリアしている(^_^;)。マンゴーを使ったデザートなども美味しそうだったので、余裕があれば利用したかったところだ。

 前述のとおり、我々が宿泊したのはデラックスフロアだった訳だが、客室は吹き抜けのロビーを囲むようにして配置されていて、イメージ的には海岸線に対してV字に広がっているイメージだ。そのため、客室からは全て海が見える形なのだが、このホテルの施設は、海岸線に向かって右手に集中しているので、海岸線に向かって左側の方の客室だと、やや寂しい印象の景色になってしまうらしい。



 我々は幸いなことに右手(プライベートビーチ側)の客室だったので、写真のような景色を見ることが出来た。こちら側であれば、夜になってもプールのライトや、かがり火、海岸線の先に見えるリゾートホテル群の明かりなどを見ることが出来るので、夜の景色も楽しむことが出来るだろう。こればかりは運もあるので、仕方がないかもしれないけど。

 ツインのゲストルームは36屬如沖縄のリゾートホテルとしては、標準的な方…かな。設備は、ミニバーに、ユニットバス、クローゼット、洗面台、TV、鏡付き机にソファとミニテーブル、セイフティボックス…とこちらも標準的。特徴的なのは、ベッドが窓の方に向いていることと、長期滞在を意識してかアイロンとアイロン台が備え付けられていることだろう。

 ミニバーには、ドリンク類がギッシリと詰められていて、自分たちで持ち込んだものを入れる隙間が無いくらい(^_^;)。ミニバーの金額は、比較的良心的なので、そのまま使ってもいいんだけどね。加湿器はリクエストがあれば、入れてもらえる。エアコンについては、弱・中・強といったコントロールしか出来ないので、温度調節が難しいのが難点。

 アメニティも、一通り必要なものは揃っていて、室内着はパジャマとバスローブが用意されている。最も特徴的なのはビーチサンダルで、これはお持ち帰りが可能。ただ、やはり履き心地に関しては決して良いものとは言えず、宿泊者の多くはこれを履いているので、プールサイドなどで、分からなくなることがある(^_^;)。それから、お茶のセットの中に、ハイビスカスティーや、ウコン茶などのティーバッグなどがあり、リゾート気分を盛り上げる一助になるだろう。全般的に言えば、不自由することなく、比較的綺麗にまとまった客室と言えるかもしれない。



 もしかすると、これがデラックスフロアのサービスなのかもしれないが、まず枕が備え付けのもの以外に、リクエストさえすれば「そば殻・テンピュール・低反発・マイナスイオン・パイプ」の枕のいずれかに変えてもらえる。テンピュールは、基本的に低反発枕な訳だけど、別格になっているんだねぇ。我々はせっかくだから、テンピュールにさせてもらった。

 それから、さらにアロマポットとオイルもリクエストが可能だ。オイルについては、ラベンダー、ローズ、グレープフルーツ…と、指向性の違う香りのメジャーなものが選択できる。とりあえず、アロマポットが借りられるだけでも便利なので、他の香りが良ければ、それは持参すればいい訳だ。

 ベランダは広い…というほどではないが、テーブルと椅子が2脚置かれていて、景色を眺めながらくつろぐことが可能だ。プライベートビーチ側の客室なら、風呂上がりにバスローブを着て、夜の景色を眺めながら、ビールなどを飲むのもいいだろう。日中の景色は美しいんだけど、夏だとさすがに暑い(^_^;)。窓を開けた瞬間に強烈な熱気が流れ込んでくる。夏であれば、やはり早朝か夜間がベランダの活躍する時なのではないだろうか。

 暑いと言えば、とにかく暑いのが通路だ。前述のとおり建物の中心部が吹き抜けになっていて、採光の関係でガラス張りの部分が多いため、非常に熱気が上階に溜まりやすい。自分たちの宿泊フロアである10階以外は歩かなかったので、はっきりとは言えないが、やはり上階に行けば行くほど通路が暑くなっているではないだろうか。仕方ないとは思いつつも、客室のドアをあけるたびにムアッとした空気に触れるのは、それなりにゲンナリするものだ。

 また、各階には無料のランドリーコーナーと製氷器がある。ランドリーコーナーには乾燥機までついて非常に重宝するのだが、なかなか空いていることが少ない。また使用が終わっていても、洗濯物を取りに来ていない人も多いので、繁忙期は深夜や早朝以外では、なかなか思うように使えないかもしれない。部屋にあるランドリー用のビニル袋を持って行って、終わったまま洗濯機の中に入っている洗濯物を取り出して袋に詰め、自分の洗濯を始める強者もいたけどね(^_^;)<製氷器を使いに行く時に見かけた。

 レストランについては、かなり充実しており、ビュッフェ、和、コンチネンタル、ステーキハウス、寿司バー、バーベキュー、炭火焼きと言った具合。中華が無いのがバランスを崩しているが、南国リゾートらしいラインナップであるとも言える。ちなみに中華については、系列ホテルのココガーデンやロイヤルガーデン(ともに、うるま市)にあり、これらのホテルには専用循環シャトルバスで行くことが出来る。20分…もかからないかな。特にココガーデンの中華は沖縄県内でも評判が良いらしいので、時間があるなら利用してみるのがいいだろう。

 ちなみに、バーベキューと炭火焼きなのだが、炭火焼きは屋内の施設で、泡盛をちびりちびりとやりながら、地元の美味しいものを肴にする…というイメージで、どちらかと言えば大人向け。バーベキューについては、想像通りのイメージでいいと思う。「これは」と思うレストランがあるのであれば、繁忙期には訪れる前に予約をメールや電話などで入れておいた方が無難だろう。

 我々が利用したレストランは、ビュッフェと、和食と、バーベキューだったが、基本的に夕食付きではないので、別途項目を設けたいと思う。ただし、金額的にはリゾートホテルとしては比較的安価なコースが用意されていると感じたけどね。実際に、食事を食べに来る地元の人も、それなりに居るらしいし。

 さてさて、このホテル、沖縄としては珍しく、かなり昔から自噴の温泉(正確にいうと冷泉)があったらしい。その名も山田温泉である(恩納村山田…というのが、ここのホテルがある場所)。このルネッサンスリゾートが建つ前には、山田旅館という温泉旅館があったらしい。現在では、ルネッサンスリゾートの2階で、タラソテラピーなどのエステメニューも揃えて、山田スパとして営業しているのだ。基本的に有料(大人525円)であり、受付で鍵をもらい、更衣室でロッカーに服などを入れる方式。内湯のみで、加熱、循環式ではあるのだが、ほのかに香る硫黄臭と、かすかに白濁する温泉は、割と悪くない。

 ただ、何分この暑い季節に、暑い沖縄で、内湯にそう長くつかっていられる訳もないんだよね〜。もともと23℃の冷泉なんだから、夏場はもう少しヌルくてもいいと思うんだけど。そーすると、外のプールの温度とかと、さして変わらないという話もあるけどさ(^_^;)。ちなみに、私が入った日は39℃だった。有料だけあって、タオルやソープ類、ヘアトニックなども揃っている。そして何より最大の特徴はタンクにポカリスエットが入っていて飲み放題だということ(笑)。水や麦茶などは見たことがあったが、ポカリスエットはさすがに初めてだったね…。例のごとく、エステなんかは試してないので、パス。

 いよいよ、沖縄リゾートのメインともいえる、マリンアクティビティについて述べたいと思う。このホテルは、沖縄でもアクティビティの豊富さは上位クラスだと言っていい。グライダーなどは無いけど、シーウォークや、ダイビングツアー、シュノーケルツアー、ヨットクルーズなど、主立ったマリンアクティビティは、ほぼ揃っていると言っていい。値段は、リゾートホテルとして高くもなく、安くもないだろう。まぁ、全体的に横並びとも言えるけど。

 しかし、このホテル最大の特徴とも言えるマリンアクティビティは、なんと言ってもドルフィンプログラムである。このホテルではイルカを飼っていて、イルカと触れあえるプログラムをいくつか用意しているのだ。手軽なところでは、イルカと握手したり、間近で見たりするもの(普通には、イルカが飼われている区画には入れない)から、イルカに芸をさせたりするもの、そして多くの人が憧れるであろうイルカと泳ぐ…なんてプログラムも用意されているのだ。これは、非常に人気が高く、事前予約も出来ないので(基本的にマリンメニューは、宿泊受付以降の予約しかできない)、長期宿泊して最終日近くの予約を狙うか、大手旅行代理店のツアーなどで特典にドルフィンプログラムがついているものを狙うか…になるだろう。

 ビーチは人工ビーチなので、必要最小限の大きさしかない。その分、綺麗に管理されているし、景観としてもまとまりを見せているが「沖縄のビーチでのびのび」という感覚からは遠い。入り江のようなところに作られているので、波はほとんどなく(まぁ、これは沖縄の自然のビーチにも共通しているところだけど)、水の透明度も低い。プールは屋内、屋外ともにある。屋外プールは温水ではないはずだが、夏場はそれこそ風呂レベルにまで水が温められている(^_^;)。バスタオルは屋内プール入口にあり、自由に使うことが出来る。ビーチに持って行くことも可能だ。

 これらのビーチ、屋外プール、屋内プールが、写真の通りコンパクトに配置されていて、ガッチリと管理されている。小さい子どもが、補助浮遊具(腕につけるタイプのスチロール製のもの)をつけていないのを発見すると、それが両親と遊んでいようとも、凄い勢いでライフセーバーが飛び出していき、補助具をつけるように指導する。ビーチ内でのシュノーケリングで義務づけられているライフジャケットをつけていないのを発見しても同様だ。煩わしくもあるが、安心できるビーチと言えるだろう。

 ただ、海の中に入ると珊瑚の死骸(白化したもの)の山なので、マリンシューズは必須だ(これも沖縄のビーチ共通の話かもしれないけど)。ホテルで設定したビーチおよびプールの営業時間外でも利用することは可能のようだが「監視員がいなくなるため責任が持てない」という旨を、一応注意されるらしい。自己責任で…ということだろう。夕暮れ時はともかく、さすがに暗くなると海は怖いよね。

 マリンアクティビティの受付だが、ドルフィンプログラムのところで少し触れたとおり、電話での事前予約などは基本的に行われていない。当日、ホテルに行き、受付を済ませた後(部屋には入れなくてもいい)でないとマリンアクティビティの予約は出来ないのだ。ホテルでの受付を済ませた後に、ロビーフロアにあるマリンカウンターに行って、宿泊日分から2つまで事前予約が出来る形だ。

 前述のドルフィンプログラムの他には、ダイビングツアー、シュノーケリングツアー、サンセットクルーズなどが人気があり、この辺から順番に定員が埋まっていく。かなり長期で滞在するのでなければ、空港から直行でホテルに向かい、まずマリンアクティビティの予約をするのがベターだろう。それ以外のものは、当日マリンカウンターのオープン以降に予約する形だ。繁忙期などは、オープンの何十分も前から行列が出来るらしく、リゾート的なゆったりとした楽しみ方が出来ないのが減点対象だろう。

 これとは別にドラゴンボート(バナナボートのこと)や、オブライエンチューブ(大きな浮き輪に乗って、水上バイクに引っ張られる)などのマリンメニューは、ワンショットメニューとされていて、受付が別にビーチサイドにあり、パラソルのレンタル受付なども兼ねている。ワンショットメニューは宿泊受付後の事前受付の対象には含まれず、当日受付のみだ。よほど繁忙期でなければ、どこかしら空いているとは思うが、やはり朝一番の予約が安全だろう。

 このようにコンパクトな設計は、少々雑然とした雰囲気も出てしまうが、移動距離が短く使い易いのも間違いない。特に高齢者や小さい子どもをかかえるファミリーには、非常に利便性の高い造りと言える。ホテルを出てすぐにビーチがあり、プールもある。水着に1枚シャツなどを羽織るだけで、更衣室(室内プールに付帯)を通らずに、ホテルの客室からビーチへの移動も可能だ(レストランなどの施設はNG)。

 ただ、これだけコンパクトで利便性が高いのに、トイレだけがやや遠く、ヨットなどがあるマリーナの方にある(^_^;)。出来れば、ビーチとプールの間、ワンショットマリンメニューの受付小屋周辺に欲しかったところだね。

 それから、これだけは述べておかなければならない…という欠点が、このホテルにはある。それはエレベーターだ。このホテルには3台のエレベーターが稼働しているのだが、客室の数に比して非常に少ないのだ。そのため、エレベーターの利用が集中する午後6時前後と、午前9時〜11時くらいは、かなり酷い状況だ。特にチェックアウトに向かった時は酷い目にあった。

 我々は10階に居たのだが、階下の客が待っていても乗れないからであろう、上に上がってくるエレベーターに乗ってくるのだ。最上階の11階に行かずに10階に着いたエレベーターは、すでに満員。しかも誰も降りない(^_^;)。なんやかやと20分以上乗るまでに時間がかかってしまった。これだけは、どうしても許せない部分だ。最後の最後で、非常に嫌な気分にさせられてしまった。

 人的なサービスは、比較的良い部類に入ると思う。特に子どもに対するサービスは、リゾートホテルの中でもかなり高いレベルにあるだろう。ホテルとしての指向性が出ているとも言える。それゆえ、子ども連れのファミリーが集まってしまっているという部分もあり、少々騒がしくはある。ゆったりと大人のリゾート…というのには不向きかもしれないが、積極的にマリンアクティビティを楽しむのであれば、そんな騒がしさも気にならないだろう。いくつか欠点はあるが、使い易い施設であるのは間違いないだろう。

 しかし、このホテルの最大の魅力は実は「CLUB SAVVY」というシステムにある。これは繁忙期なら4泊、それ以外なら3泊以上すると受けられる特典システムなのだが、今回の評価には入れていない。それは次の項目で話すと言うことで…。いい加減長すぎるし…。



gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
【9点】 エクシブ蓼科
・平成18年5月5日(祝)〜5月6日(土)宿泊
・ルームチャージ
・和洋室(バス・トイレ有)
・料金:11550円(税・サ込)
・公式HP→こちら

 エクシブとは、リゾートトラスト社の会員制リゾートホテルである。エクシブは「XIV」と書くのだが、これはローマ数字の「14」を表したものだ。…と言うのも、エクシブは、部屋の利用権利(所有権)を14人で分割するシステムになっているからだ。1〜14の番号を振られたオーナーは、毎年、利用できる日が26日間割り振られる。1年間をゴールド、レッド、ブルーなどと需要の高さによって区分し(ゴールドは年末年始や、お盆、ゴールデンウィークなど)、それを公平に分配する形を取っている。基本は、自分が持っているリゾートホテルの自分の部屋の優先権になる訳だが、この権利を他のホテルのものと交換することが出来るのが、大きな特徴の一つと言える。部屋が空いている場合、あるいは希望するホテルの同等クラスの部屋のオーナーが、自分の部屋タイプに宿泊したいとリクエストを出している時は、交換が成立するという訳だ。そんな訳で日本中の豪華な施設が利用できるとあって、お金持ちの皆さんには好評だと言う。

 会員制リゾートホテルの凄いところは、所有という形になるので購入費の他に、管理費や固定資産税なども支払う形になるのだが、利用する際には、それとは別に利用料がかかるのだ(^_^;)。もちろん、部屋のグレードに比べれば安価ではあるのだが、オーナーが自分の部屋を使うのにも金がかかるのである。管理料とかも払ってるんだよ?もちろん、料理などの代金は別である。これを聞くと一般庶民は「はい?何なの、それ?」と思うことだろう。それでも、このエクシブシリーズは会員が増え続けており、一度利用すると会員権のグレードアップや買い足しなどをする人も多いらしい。それだけのサービスと施設だ…と言われればそれまでだが、日本にはお金持ちが多いものである。

 で、もちろん私は、そのエクシブの法人会員として利用できるという訳だ。我が社とエクシブとの契約ではホテルでの2食が必須となり、レストランとコースを予め選ぶ必要がある。そこで我々は、とりあえず夕食にビュッフェ(5775円)と、朝食に和定食(2079円)を利用することにした。で、ルームチャージ(11550円)を二人で割って、1人頭にすると13629円(税・サ込)となる。…はずだったんだけど。なにやら予約センターと行き違いがあったらしく、2部屋とるところを1部屋しかとれなかったらしい。まぁ、エクシブの部屋は和洋室になっていて、定員は5名。ベッドが二つあるので、残りの定員分は和室で寝る形だ。とにかく、エクシブというものに泊まってみたかったので、親と一緒の部屋というのも妥協するか…と決断。結果、ルームチャージが4人割になったので、1人頭は10741円50銭(税・サ込)となったのであった。…多分、計算あってると思う(^_^;)。

 さて、このエクシブ蓼科は、蓼科湖の先、大企業の保養施設などがある地域にある。その中でも、群を抜いて目立つアプローチを持っているのが、エクシブだ。ブリティッシュカントリースタイル…だったかな(^_^;)。いやー、貧乏人に対するプレッシャーを与えてくれるアプローチである。玄関前に車をつければ、スタッフが素早くやってきて、荷物の積み卸しを手伝ってもらえる。その後、車を駐車場に入れるのだが、出入りに便利なホテルの入口に近い場所は、オーナー専用の駐車場になっている。法人会員や、オーナーの紹介で宿泊する人などは、奥の駐車スペースに止める形になる。

 玄関からロビーに入ると、思っていたほど広くはないが重厚感のある豪華さがロビーを包んでいる。入って右手がオーナー専用の受付で、ソファに座りながらチェックインの手続きを行う。我々はもちろん左手の通常スタイルの受付。この手続きさえしてしまえば、ホテル内の施設は利用することが出来る。

 エクシブ蓼科は、8つの棟に分かれていて、ロビーやラウンジなどがある1号棟、レストラン、プール、浴場などがある2号棟のを中心として、左右に広がっている。1号棟から遠い方にグレードの高い部屋が多いらしい。ロビー近辺は忙しないから…という理由だろう。ちなみに、我々は1号棟の端だった。バーベキュー設備や、テニスコートなどもあり、スキー用具置き場などの施設もある。スキー場へは専用バスで送り迎えがあるらしい。オールシーズン楽しめる施設と言ったところか。

 この他にも、ゲームコーナー、キッズルーム(乳幼児向けのプレイルーム)、映画館(この日はニコール・キッドマンの「奥様は魔女」がやっていた。有料で1000円)、ビリヤード、インターネットカフェ、カラオケボックス、エステなどがあり、敷地から出なくても楽しめるように施設が充実している。それから、ロビーに併設されているラウンジでは、夜になるとミニコンサートが行われていた。ピアノと外国人のシンガーによる30分程度のものだ。カクテルをいただきながら、生演奏に身体を預けるのは心地良い。あらゆる意味で「ザ・リゾート」だよね。

 ショップは、おみやげショップと、服飾品のショップに分かれていて、おみやげのショップはゲームセンターの向かいにあるのだが、これが小さい。こんなところで、小銭を稼ぐもんでもない…という感じ。一方、服飾品のショップは、おみやげショップの数倍あるのだが、ブランド系バッグなどの数万円の品々が並んでいる。私の記憶の中で、ホテルの中のショップで人が服を購入するのを、あまり見たことがないのだが、ここは盛況だ。買う気満々で試着なども行っている。いやー、これが金持ちの姿か(苦笑)。

 さて、宿泊する部屋なんだけど、まず予め言っておきたいのは、我々の部屋は一番グレードの低い部屋である。で、約50平方メートルだ(^_^;)。間取りの詳しいことは、こちらから見てもらうのが良いだろう。備品についても書かれているので、参考にしてもらいたい。詳細な写真は、相方のサイトからどうぞ。冷蔵庫は、今時珍しい引き抜き式ながら、値段は定価〜やや上(アルコール類)である。この他に持ち込み用のスペースもあるので、500mlのペットボトルなら4〜5本くらいは入るかな。まぁ、どこからどう見ても分不相応な部屋だ(笑)。ラフォーレの時にも思ったが、これがルームチャージ1万円だというのだから、法人会員とは有難いもんである。ちなみに、グレードの高い部屋になると、ベッドルームが完全な別室になっていたり、風呂がジャグジーだったり…となるらしい。我々は、泊まることが出来ないんだけどね(所有している権利より上のグレードの部屋には宿泊することが出来ない)。ま、これで十分ですよ。ちなみに、和室での布団敷きはセルフ。旅館とかじゃないからね。

 この施設には、温水プールと温泉大浴場が一体となった施設「クアプラザ」がある。温泉大浴場については無料だが、温水プール施設は有料で、滞在中1000円で利用できる。記帳さえしてしまえば、部屋が用意できる前でも、チェックアウト後でも利用でき、何泊しても最初の1000円で利用し続けることが可能だ。ただ受付は一つしかないので、お風呂に入る際にも受付で「お風呂です」と言って入らなければならないのが、ちょっと面倒な印象を受ける。風呂利用でも、プール利用でも受付でバスタオルと鍵を渡してもらい、ロッカーに行って服を脱ぐ形となっている。ちなみにエクシブ館内は浴衣・スリッパは禁止だが、クアプラザを利用する際にはクアプラザ用のサンダルが部屋の備品としてスリッパと別にあるので、これを履いていくことは可能だ。もちろん、このサンダルでレストランなどは利用できない。ショップとかゲームセンターは大丈夫だろうけど。

 まず利用したのが温水プールだ。私はGWに訪れたのだが、温水プールなので屋外プールも入ることが出来た。秋口でも利用することは出来るだろう。さすがに冬場は分からないけど(^_^;)。屋内プールは、寝湯やジャグジーなどバブルやジェットを利用したものが多い。プールというよりスパ施設で、泳げるのは屋外プールしかない。屋外と屋内はプールから上がらなくても、水中に屋外と屋内を結ぶ出入口があるので、そこで行き来することが出来る。屋内外の行き来で、寒がる必要はないという訳だ。また、利用時間が22:00までなので、夕食をとった後にプールで遊ぶことも出来る。ライトに照らされた屋外プールで、星空の下、プールで遊んでいるのは非常に贅沢な時間だ。良いです。

 一方、温泉大浴場「からまつの湯」と名付けられていて、内風呂と露天風呂がある。内風呂に入ると、ムッと塩素臭がする。しかし、泉質がどうやら塩素系みたいなので、温泉自体の臭いも含まれているのかもしれない。温泉自体は、内湯も露天も循環風呂だ。この辺は、仕方がないだろう。カランは10以上あり、一つ一つも十分なスペースがとられ、きちんと仕切られていて使い易い。ボディソープ、シャンプー、リンス、洗顔料が備え付けられている。露天は広く、ガーデン用の鉄製の椅子とテーブルがあったりもするんだけど…裸で座っても様にならないよねぇ(^_^;)。露天の視界は正面方向に開かれていて、凄い開放感がある作り。夏は夏で、冬は冬で美しい景色が見ることが出来るのだろう。お湯はともかく、設備としては悪くないかな。

 前述のとおり、我々は夕食にバイキング、朝食に和定食を選択したが、このエクシブ蓼科には伊、仏、和、中のレストランと個室の割烹があり、選択することが可能だ。しかし、当然満席の場合もあり、必ずしも自分の希望するレストランに、希望する時間に入れるとは限らない。ある程度は、オーナーが優先されるだろうしね。我々はバイキングで18時頃に希望をしたのだが、禁煙スペースが空いてないらしく、禁煙なら20時以降とのことだった。結局、喫煙スペースでの食事にしたけど。バイキングについては、繁忙期(この辺、稼働率の問題なのかな)に特別営業するらしく、必ず開催しているとは限らない。コンベンションホールを使うので、本来の用途で利用されている時も開催されないのかな。ちなみに、一番評判が良いのは中華みたい。

 さて、我々の食べたバイキングのお食事だが、ビール、焼酎、ワイン、日本酒、カクテルが飲み放題だ。つまり飲み放題込みなのだ。料理は、和、洋、中…と揃っている(詳細は、相方のサイトで分かります)。ライブキッチンスタイルは、ローストビーフの切り分けと、たまに出てくるマスの炉端焼きくらい。決して、派手さのあるメニューじゃないんだけど、一品一品は非常に美味しい。なんと言うのか「通常のレストランで最上の調理=バイキングの料理」の美味しさ…ではないことを良く理解している…って感じ。どれもバイキングの料理としては工夫されていて美味しかったけど、特筆すべき味だったのは中華。炒めものでも、片栗粉でとろみをつけていて、冷めにくくなっているのに、炒め物としてちょうどいい火の通り具合…というのかな。良く考えられていると思う。ホテルバイキングでは、食材うんぬんでなければ、私が食べた中で最上位クラスだろう。残念なのは、デザートとフルーツかな。もう少し出来るんじゃないかと思うけど。ま、及第点レベルではあるけどね。

 朝食については、12品のお膳。こちらも詳細は、相方のサイトで見て欲しい。台の物と称された、山菜と茸のバター焼きが美味しかった。固形燃料で、その場で熱を通すタイプ。朝から食欲を刺激する味噌とバターの焼けた香ばしい臭いがレストラン中に漂っていた。…そのお陰で服に香ばしい臭いが染みついちゃって大変だったけどね(^_^;)。どちらにしても、朝から満足度の高い食事だった。バイキングではない、きちんとしたお膳の食事もいいもんだねぇ。

 最後になったが、スタッフも教育がしっかり行き届いている。敷地内が広く、散歩したのであるが、出会うスタッフ全てから笑顔で挨拶を受けた。レストランの裏口から用事があって出てきたスタッフですら、その対応だったのには驚き。あくまでも、それはサービスの尺度の一端ではあるけど、質の高いサービスであるのは間違いない。さすがにバブル後も右肩上がりの成長をしているだけあるリゾートホテルだ。もしかすると、自分の会社でエクシブと契約しているかもしれないので、福利厚生関係の情報を良くみてみると良いかもしれない。

 我々のような庶民が、高級リゾート施設を無理のない料金で利用できるのだから(っつうか、GW宿泊なら、むしろ俄然安いくらいだけど)素晴らしい。是非とも利用していただきたいところ。この値段なら10点でも良いのだけれど、まぁ、温泉大浴場の減点分で感じで。ちなみに、現在発売されているエクシブの会員権が、このグレードの部屋で800万円(その他、手数料とかは別にかかるみたいだけど)くらい。正規ルート以外でも、会員権のオークションなどで中古を手に入れることも出来る。この蓼科なんかは、もう正規ルートでは販売されていないので、誰かが手放すのを待つ形になる訳だ。まぁ、前述のとおり、施設の相互利用が出来るので、そこまで「この施設の会員権」とこだわる理由は無いんだけどね。お金に余裕のある方、購入を考えてみてはいかがでしょうか(^_^;)。

gamou [ [ 施 設 ] ホテル・旅館 ] comments(0)
 1/2PAGES >>

↑PAGE TOP