がもがもミシュガット

この世の全ての物を独断と偏見で適当に採点する!


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鉄子の旅 (全6巻)
鉄子の旅 全6巻セット
 鉄道マニアな方々を指して「鉄ちゃん」などと呼ばれる訳だが、当然名前からイメージされるものは男性である。これは、鉄道マニアな方々で女性…という存在が非常に少ないことを表していたのと同時に、表に出づらかった側面もあるのかもしれない。近年、オタクのカミングアウトが割と許容されるようになってきた中、出てきた言葉が「鉄子」というものである。言うまでもなく、女性の鉄道マニアを指す訳で。

特急田中3号DVD-BOX
 私がこれを手にしたのは、浜名湖に旅行した際に立ち寄った天竜浜名湖鉄道の浜名湖佐久米駅舎内にある「かとれあ」という喫茶店の中でのことだ。本棚に漫画がギッシリと入っていた中で、ウィンナーティーを待つまでの間になんとなく手に取ったのが、この本だった。

 なんで「なんとなく」でも選んだのかというと、本が1巻ごとに鮮やかな色彩だったから目を引いただけ(笑)。それと同時に「鉄子の旅」なんて、少し前にやっていたドラマ「特急田中3号」のように、鉄道に興味の無い人たちも巻き込んで、鉄道へと興味が湧いていったり、恋愛模様が展開されたり…みたいな漫画だと思っていたからだ。実はドラマは、あまりにも濃すぎて断念しちゃったんだけど、漫画ならサラリと読めるかなぁ…と(^_^;)。それに茶待ちの暇つぶしだから、あまり興味の無い、後に引かないもんがいいなぁ…と(笑)。

 ところが…である。なんと内容はいわゆる「ルポ漫画」。いわゆる実録漫画だったのだ。しかも、強烈な鉄道オタクである横見さん(その世界では超有名人で、鉄道全駅下車という偉業を達成している)に、漫画家のキクチさんが振り回されるというもの(^_^;)。「旅行マンガだー」と喜び勇んで企画に参加した鉄道に無関心なキクチさん(結局、鉄子じゃない(笑))を待ち受けていたのは、地方ローカル線の全駅下車の旅だった…というところから始まる。凡人とは全く違う価値観を持つ横見さんに連れられていく、苦行ともいうべき旅の数々が語られているのだ。

 個人的には全くと言っていいほど鉄道には興味はない。車を所有してないので乗る機会は多いけど、あくまで移動手段である。もちろん、カシオペアやトワイライトエクスプレス…と言った豪華旅客鉄道くらいはテレビの旅番組で見て興味が湧いたけど。そのレベルだ。…そして、そんな豪華旅客鉄道は出てこないんだよね、このマンガ(笑)。だからこそ、この興味の無い視点で描かれているマンガが異常に面白いんだよなー。あまりの面白さに喫茶店で笑いを堪えきれず、腹痛を起こしそうになったほど(^_^;)。あまりにも面白かったので、一気に全巻購入。1ページの情報量が多いので、6冊読み切るのに丸一日費やしましたよ。

鉄子の旅(DVD)
 そんな訳でこの「鉄子の旅」、小学館の月刊「IKKI」連載の漫画である。一応、全6巻なんだけど、2007年のアニメ化を期に読み切りが連載されたらしく、今後も不定期に連載が続くのかもしれない。前述のとおり、あまりにも旅が過酷で苦行的であるため、30代に突入したキクチさんが、連載で続けるにはシンドい…というのが、連載終了のきっかけだったこともあるし。他にも銚子電鉄を救済するための企画や、駅弁企画などマンガから派生した企画も多くあるようで。実は冒頭に紹介したドラマ「特急田中3号」にも横見さんが一枚かんでるようで、このマンガを起点にした鉄道オタク露出も多いんだろうね…と感心したりして。

 ただし、このマンガ、個人的には読んで「電車の旅がしたいなー」とは全く思わず(笑)。もう、マンガの濃さでお腹いっぱいな感じ。横見さんは、少なくともマンガのキャラクターとして見ている分には、絶対にお友達になりたくないタイプ。このキャラクターに耐えきれずに、ムカついて読むのやめちゃう人も居るんじゃないのかなー(^_^;)。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。とにかく笑ったし、疲れました。読み終わるとグッタリな感じ。作者の疲労感が伝わってくるという点においては、非常にすぐれている作品かと思います(笑)。作者の力量ですな。まぁ、我々が感じる疲労のン十倍の疲労がありそうですけど…。アニメの方も、是非とも見てみたいところ。CSオンリー(ファミリー劇場)だそうなので、レンタル店で探してみようかな。

gamou [ [ 書 籍 ] コミック ] comments(0)
ソムリエ (全9巻)
ソムリエ文庫版
 現在ではお酒漫画原作の大家となりつつある城アラキと、「ライアーゲーム」「ワンナウツ」などで独自路線を開拓している甲斐谷忍が作画を担当し、監修にもワインの専門家である掘賢一を迎えたソムリエシリーズの第一作目である。ソムリエシリーズは、「ソムリエ」「新ソムリエ」「ソムリエール」と続いており、それぞれ人物設定も、作画も違うので、シリーズの共通点は原作と監修とワイン…ということになるだろうか。
 
ソムリエ(TVドラマ)
 約10年前にSMAPの稲垣吾郎を主演として、フジテレビ系のテレビドラマとしても放送されている…のだが、この頃、いわゆるワインブームの中で、「くっだらねぇ」と見向きもしなかった(^_^;)。なんかこー、鼻につくでしょ、その頃のワイン好きの芸能人とか。飲んでみたところで、全然、良さが分からなかった…ってのもあるんだけど。

バーテンダー
 ところが、その後「バーテンダー」という、そのものずばりバーテンダー(平成20年2月現在1〜10巻)を題材にした漫画にハマってしまい、その原作者があの「ソムリエ」の原作者だと知ったのだ。ワインは結局未だ良く分からないんだけど、スパークリングワインを多少なりとも嗜むようになったこともあって、俄然興味をもったという訳で。

 まぁ、おおよそのところは、ワインを題材とした「美味しんぼ」に近い訳だけど(^_^;)、要は全てのいざこざをワインで解決…みたいな話である。フランスのソムリエコンクールで優勝したにもかかわらず、「ここには自分の求めるワインはない」と言い残し辞退。自分が幼少の頃の養母の思い出であるワインを探し求める…という出だしから始まっている。当初の舞台はフランス。

 面白いのが、連載当初は、主人公が陰があり、憂いのある美青年?的な描かれ方をしていて、青年誌らしく行く先々の女性と関係を持つ…ような展開だったハズなんだけど、連載終盤には昼行灯の天然野郎(言い過ぎか?)のような人間に変わっているところ(^_^;)。明らかに当初からの方向性ではない感じ。まぁ、私のような「ワイン好きなんていけすかねぇ」と思っている輩に受け入れられるには、路線変更は正しかったと思う。私も1巻を読んだ時「なんだこりゃ」な感じだったから。

 ワインの入門書として、また日本の当時のワインと取り巻く現況(今も続いているようだけど、問題点は…)を描く作品として、主人公がとっつきづらいのは致命的だったのかもしれないねぇ…。結果、以後のアラキ城の作品の主人公は、その路線で描かれている気がする。主人公自体の境遇の話は、主人公の性格の変遷とともに陰を潜め、レストランを訪れる客との間で交わされるワインでの会話、しかも人情味溢れる話となっていくんだけど、きちんと最終巻では、その辺りにも決着をつけて終了し、非常に綺麗な終わり方をしていると言ってもいいだろう。

ソムリエール
 多くの人に言われている通り、ワインの入門書としても分かりやすく、それで味が分かるようになるかはともかく(少なくとも私はならなかった(苦笑))、今まで「どーしてそーなるのか?」「結局のところ、どーなのか」と思っていた、いくつかのワインに関する疑問が解かれたは嬉しかった。ワインを取り巻く環境も年々と変わっているようで、その辺は監修者の著書「ワインの個性」「ワインの自由」などを読んだ方が早いけど、それに対応するように現在では「ソムリエール」が連載されているのだろう。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・☆(二つ星)

 …ということで。いや、文句なく面白いし、「ワインなんていけすかねぇ」と思っている人になんて特に読んで欲しいとは思うけど、全9巻という作品の中で、作品の色がガラリと変わっていく様は、やはり美しい作品とは言いづらいかなぁ…というとこがマイナスで。個人的には現在連載中の「ソムリエール」がオススメ。もちろん「バーテンダー」は強烈にオススメだけど。お酒分からなくても、十分面白いとは思います。

gamou [ [ 書 籍 ] コミック ] comments(0)
【8点】 ハチミツとクローバー
4088653580ハチミツとクローバー 10 (10)羽海野 チカ 集英社 2006-09-08by G-Tools

 今さらではあるが、5人の美大生の4年間を描いた青春ラブストーリー…というジャンル分けになるのだろう「ハチミツとクローバー」こと「ハチクロ」。先日、実写映画化され、一段とブームに拍車がかかったのではないか…というくらい人気だが、このたび最新刊10巻をもって、めでたく完結した。某地方局の「sakusaku」において、原作を読んだことも無いMCが適当に言葉遊びとして「ハチクロ」を使うくらいには人気だ(笑)。その完結については、賛否両論あるようだけど、個人的には「この漫画らしい終わり方だったな」と思っている。

 私が最初に「ハチミツとクローバー」を認識したのは、何かの情報番組だっただろうか。人気のあるコミックランキング…か何かで3位に入っていた…と記憶している。最近は、マンガ雑誌も買わないので「こーゆーランキングで新しいマンガを開拓するのも良いかもしれん」と思っていたのだ。ただ、他のランキング上位のマンガに比して、表紙がかなりファンシーな雰囲気を醸し出していた上、内容は片思いの青春ラブストーリーと聞き「ん〜、趣味じゃねーかも…」と思っていたりもしたのだ。

 そんな時、知り合いの御夫婦から「ハチクロ面白いから貸してあげるよー」と言われ「おおっ、貸してもらえるなら読んでみたいっ!」(セコい)…と飛びついたのが、8巻まで刊行されていた頃だった(数ヶ月前のことだ(^-^;))。読んでみたら、その人気の理由は納得できた。まぁ、確かにオール片思い…に近い関係でありながら、なんとも表現するのが難しいフワッとした空気を持つマンガで、キュッと切なくさせるかと思いきや、一瞬のギャグで空気を切り裂いてしまう絶妙の間が存在する。

 正直、主人公的役割の男女以外の周辺を取り巻く人々は、よくよく見てみると、病的な恋愛中毒症で、軽くイタい連中と言われても仕方がないくらいなのだが、これが憎めない。本当に一つ一つの事象を考えれば、かなりなドロドロ状態なのだが、それを感じさせない作りだ。作者の才能なんだと思う。

 2人の美大生の女の子のキャラ設定は、最後まで見てみると非常に絶妙で、これが1巻当初から描いていた通りの物語であるなら、私は自分の底の浅さを思い知らされた…と言うことになるのだろう。読んでない人には分からないだろうが、私は当初「結局、この二人、キャラかぶってるじゃん!」って思っていたのだ。まだまだ甘いわ、私も。

 そして、ラストである。ラスト周辺に来て、これは少女マンガではなかったと思い知らさる。このマンガは現在の人気のわりに、掲載雑誌を転々としてきた経緯がある。しかし、どの雑誌もヤングアダルト系の雑誌だった。そのフンワリとした読後感に、ふと気がつくと騙されている自分がいるのだが、少女マンガではないんだよなぁ〜とラスト周辺で改めて認識させられた訳で。少女マンガとして「ハチクロ」を読んでいた自分には、辿り着かないラストだった。そー来たか…と。

 でも、読み終わってみれば「確かにこれしか無いかもしれんな〜」というラストでもあった。本来、あまり好きな形のラストではないはずだが、なぜか納得してしまう…そういう力量なのだろう。本当に美しく作品として完結している名作と言っていいだろう。どことなく昭和の文学の香りまで漂わせてしまうようなラストを持つ作品だけど、本当に嫌みが無いんだよなー。

B000GQMKR4ハチミツとクローバーII Vol.1 (初回限定版)長井龍雪 神谷浩史 工藤晴香 角川エンタテインメント 2006-10-27by G-Tools

 先日、同時進行で終了したアニメも同様だ。通常、原作にアニメが追いつくと、そこで終了し、二度とその後は見ることが出来ないか、ン年後(下手すると十年以上)、忘れた頃に「もう一回やってみるか〜」みたいなノリで始まるか、一部のマニアのためにDVDだけのオリジナルなどで出すか…となる訳だが、「ハチクロ」は原作の終了に合わせるかのように(実際、合わせたんだろう)第二部が計画的に始まり、こちらも美しく完結している。まぁ、多少は映画化のタイアップもあったにせよ、スタッフが非常にこの作品を愛しているのが伝わってくるアニメだったし、何よりマンガとアニメの両方が、ここまで綺麗に完結するのは、非常にレアなケースであり、幸せな作品だよね。

 それでも、この点数なのは、この青春の甘酸っぱさに、やはり少々耐えられない自分がいるからだ(^-^;)。2人の女の子キャラには、かなりイライラしていたのも事実。でも、マンガを投げなかったのは、マンガとしての総合的な面白さと、結局人物設定が突飛なようでリアルだったから…なのかもしれない。ダメだけど、それが人間ってもんでしょ、立派になって終わる必要なんかないでしょ、そんなに急に成長しないでしょ…って言われている気がする。だからこそ、もう一押しエピローグを見せてくれよ…って言うところで、終わる形こそ美しいのかな…と。

 そんな訳で、なかなか内容を説明せずに評価するのは難しい訳なんだけど(^-^;)、気になる人は見てくださいまし。損はしないんじゃないかなーと思う。私の好きなキャラ?そりゃ、あんたローマイヤ先輩に決まってるでしょーが!!!(笑)。

gamou [ [ 書 籍 ] コミック ] comments(2)
【9点】 デスノート(全12巻)
4088736214DEATH NOTE (1)大場 つぐみ 小畑 健 集英社 2004-04-02by G-Tools


 藤原竜也主演で映画化され、日本では珍しく時期をずらした2部構成の前編がヒットを飛ばし、後編の公開が待たれているところだ。ただ、人気映画の原作漫画…というよりは、超人気作品の映画化が話題を呼んでいると言ってもいいだろう。今秋からはアニメ化も予定されているというので、こちらも話題を呼ぶに違いないんじゃないかな。とにかく「先が気になる」と連載当初から話題だったんだけど、「だったらなおさら、作品が完結するまで待つよ」と我慢して(^_^;)、先日ようやく単行本での完結巻12巻が出たので、一気に購入し、読み倒したところだ。

 週刊少年ジャンプでの連載だった作品で、原作は大場つぐみ、作画は「ヒカルの碁」でおなじみの小畑健である。この原作の「大場つぐみ」はジャンプ側からはプロフィールが非公開らしい。ジャンプで新人の採用なら、「大型新人がヒカ碁の小畑先生とタッグ!」みたいに煽ってくるはず…ということから、名の知れた人間のダブルネームだろうという憶測を呼び、様々な人が候補に上げられたそうな。宮部みゆきなども候補にあがり「私は違います」とHPで言うハメになったこともあるらしい。

 ちなみに今は、主人公の通う予備校の名前が「蒲生ゼミナール」であること、「大場つぐみ」=「大×(バツ)組」とジャンプでの人気の無い作家という自虐的なペンネームから、「とってもラッキーマン」のヒットで知られる「ガモウひろし」ではないか…という説が定説らしい。この件についてはオタキングこと、オタク評論家、岡田先生が何かの講演で「大場つぐみはガモウひろしだよ」と断言したことで、ほぼ定説化したそうな。理由としては、ギャグマンガ家の名前が原作に入ると、色眼鏡で見られるから…というのも、ほぼ確定的らしい。余談だけど。

 さて、映画なりなんなりで作品を読んだ人には今更であるが、この「デスノート」は、死神が持っているノートのことで、このノートに名前を書かれると、その名前の人間が死ぬというもの。ただし、正確な名前と、相手の顔を思い浮かべる必要がある。そうしないと同姓同名の人が、みんな死んじゃうからね(^_^;)。そんなノートを拾った高校生「夜神月(やがみらいと)」が、そのノートを使って犯罪者を次々と殺していく。その神のような存在に気が付いた天才的な探偵「L」が、徐々にライトに近づいていく…というものだ。

 基本的にライトは、犯罪者を殺していく。要は犯罪者を次々と殺していくことで、犯罪を犯すということのリスクを高め、犯罪の抑止力にしよう…という考え方に基づいている。そして探偵「L」の方は、それは単なる殺人であり、許されるべきものではない…という考え方だ。人によって見解は違うのだろうが、思想的には、完全な悪はいないと言っていい。もちろん、ライトも自分を追いつめようとする存在に対しては、容赦なく殺していくし、誰でも利用しようとするのだけど、それ以外の死については、私利私欲をともなわないものだ。

 ま、そんな二人が緊迫した心理戦を展開していくのが漫画の大筋である。内容がサスペンスなので、ネタバレ的な部分が多く、書くことが出来ない部分が多いが、とにかく「息詰まる」という言葉ピッタリの作品である。全12巻の作品は、1部と2部に別れていて、2部の最後で全ての決着がつく形となっている。連載誌がジャンプである…という部分と、作品の冒頭を読むことで、大まかな結末は予想がつくと思う。…んだけど、話の中では、かなりのどんでん返しがあるんだよね。とある部分で「ええぇぇぇ〜っ!?」と声を出してしまったもん。ちなみに7巻(笑)。

 1〜3巻が圧倒的で、「こんなスピードで追いつめられて、12巻も持つのか!?」というくらいの息の詰まりっぷりだったんだけど、その後、次々と明らかになる「デスノート」のルールにより、思わぬ方向への展開となっていく。ただ、この辺は方向性が見えない部分もあって、少々中だるみ感があるのも事実。まぁ、1〜3巻の緊迫具合との比較で…というレベルだけど。2部に入ると、少々パワーが落ちてしまって、時折、御都合主義的な存在が出てきてしまったりする部分もある。この辺、ジャンプの例による引き延ばし策によるものかは不明だが、それでも手堅く12巻でまとまっていると思う。本当は8巻程度に収めた方が良かったのかもしれないけどね。

 主人公であるライトの存在をどう捉えるか…というのが、この漫画の主眼となるとは思うんだけど、私はどちらかと言えば肯定派だ。ただ、マスコミの報道なんていい加減なので、それしか判断材料がない…という中では、公平ではない…とは思うけど。この世に真の公平なんて死だけだ…とは、色々な作品で使われている語句であるが、公平なんてものの存在そのものが、曖昧で空虚なものであることを考えれば、ライトのような存在は待ち望まれても仕方がないのだろう。もちろん、それを扱うのが人間である以上、歪みが生まれるリスクを考えれば、否定に回らざるを得ないとは思うけど。

 色々言ったけど、傑作であるのは間違いないと思う。結末もほぼ予想通りとは言え、落としどころを心得ていたとも言える。読後感も悪くなく、このようなテーマをよくぞジャンプという制約された雑誌の中で出来た…という思いと、よくぞ綺麗に終わらせてくれた…という感謝の念も湧いてくる作品だ。個人的に結末が嫌い…というか同意しかねる部分があるので1点減点だけど、漫画としては10点つけてもいいくらいの傑作だろうね。藤原君のライト役が見たくなったので、DVDになったら見てみようかな。

gamou [ [ 書 籍 ] コミック ] comments(0)
【7点】 蒼天航路(全36巻)
蒼天航路 (36)蒼天航路 (36)
王欣太


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 三國無双2から、再び三國志にハマりまくっているため、しばらく離れていた間に出た三國志関連の書籍なんかを読んでいるところなんだけど、とりあえず、この曹操を主人公にしたマンガ「蒼天航路」から始めたいと思う。

 御存知のとおり、光栄のゲームを始めとする三國志というのはベースに「三国志演義」を元にしている。そこを出発点として吉川英治の傑作「三国志」があり、その吉川英治の「三国志」をベースとして、60巻にも及ぶ超大作マンガである横山光輝(鉄人28号とかサリーちゃんとか書いた人ね)の「三国志」がある。その繋がりを見れば分かるとおり、全ては「三国志演義」という中国の物語に端を発しているのだ。そこでは、徳の将軍と言われた劉備が主人公的な扱いを受けていて、その前に立ちふさがる巨大な壁ともいうべき曹操は、憎むべき敵役として描かれているものだ。  

 実際のところ曹操という人は峻烈な人物ではあるが、決して悪党(別に今までの三国志ものにおいて「悪党」扱いだった訳じゃないけど)ではない。むしろ万能の天才であり、結局中国全土を統一することは叶わなかったが、実質的な三国時代の覇者と言ってもいいだろう。卑弥呼についての記述があることで有名な「魏志倭人伝」の「魏」というのが、曹操の国なのだ。個人的には、先日TV番組で日本人が最も好きな偉人に選ばれていた「織田信長」に近いものがあると思う。

 「三国志演義」は、それから1000年以上後の明の時代の初期に書かれたもので、儒教的な物の考え方から、あまりに合理的な曹操が悪役に回ったというのが大方の見方であり、日本人の三国志ファンには意外と「アンチ劉備」の曹操ファンが多いのではないかと思う(^_^;)。ちなみに、私は劉備ファンだ。どっぷりと(笑)。

 そんなところから、曹操を主人公に据え、新しい視点で描かれた「蒼天航路」は新鮮な三国志ものとして、日本で大いに受け入れられたという訳だ。曹操が主人公であるため、今までの三国志で「曹操は悪い奴だ」と印象づける場面は、曹操なりの倫理観による理由付けが成されていたり、行き違いであったり、他の武将の仕業だったり…と色々と変化が加えられていて、それだけでも面白い。また、夏候惇や夏候淵などと言った名将はもちろん、今までの三国志シリーズでは「やられ役」だった楽進や李典などにも、きちんとスポットがあてられている。

 一方、劉備や諸葛亮、張飛などといったところは、かなりの変人として描かれている。特に諸葛亮ファンの方々は読まない方がいいんじゃないか…というくらい、変人を通り越して、軽く変態の域に入っている(^_^;)。唯一、関羽については曹操との親交の関係もあって、イメージ以上の描かれ方をしているのもまた面白いところだ。孫権については曹操との関係性が希薄であるため、普通に立派な人として描かれているけど(^_^;)。とにかく、見方変われば、同じ題材でもこうも変わる…という良い例だろう。

 少々極端に曹操側に針が振れてしまっているため、これはこれで「どーだろう…」という感じはしないではない。特に、私が劉備の居る蜀ファンだから、なおさらだ。そして、吉川英治、横山光輝の三国志では劉備の死後も諸葛亮の死まで詳細に語られている(「三国志演義」では、その後も三国時代の統一まで詳細に話が続く)が、この「蒼天航路」では潔いまでに曹操の死で完結する。今更三国時代の行く末などを細かく説明するまではない…のかもしれないけど「おいおい、ここで終わっちゃうのかよ」という人も多いんじゃないのかな。

 でも、大変面白いと思うので、三国志ファンの人は是非。点数については、単に私が蜀ファンで、美化されている魏の諸侯が気に入らない…というだけの話なので、あしからず(笑)

gamou [ [ 書 籍 ] コミック ] comments(0)
【4点】 無敵のビーナス
無敵のビーナス 1 (1)無敵のビーナス 1 (1)池田 恵 Amazonで詳しく見る by G-Tools

 学研のノーラコミックというマイナー雑誌のマンガである。スポ根とラブコメという80年代の黄金パターンを踏襲した作品なんだけど、主人公が女子校の教師で、凄い才能のピッチャー(もちろん、女の子)を見つけて、女子だけのチームで甲子園を目指すという、見ようによっては思想的に先を行っているマンガだ(^_^;)。

 この作品は、一部が2冊、二部が5冊出されていて、比較的著者も根性無しで休載を繰り返しながら、なんとか完結した作品だ。一部が出たあと、よくある「一部完」で永久に完結(笑)の作品だと思っていたので、本当に2部が出ていたのを数年後に発見した時には驚いたものである。連載していた漫画雑誌が休刊になるなど、いろいろと紆余曲折はあったものの、最後まで取りあえず書ききったということは評価すべき作品だ。

 さて、150キロ級のストレートを投げる女子高生が実際にいるかどうかはともかく、現在、閉ざされている女子チームの甲子園への出場の道をこじ開けるところが1部のメインで、2部からは甲子園での活躍がメインとなっている。1部だと、前述したように先見的な問題提起として受け取ることもできて、高野連うんぬんではなく古くさい体質の中にある男尊女卑の世界を描いていると言えないこともない。2部になると、対抗するパワフルな女子チームまで出てきてしまい、何がなんだか分からなくなってくるんだけど、何も考えずに読めば、それもまた良しである。

 とは言え、どうも作品全体としては、筋が通ってない感じになってしまっていて、どこか散文的。最終回も、野球をやめて主人公と結婚してしまう…というオチになっていて、どうも納得がいかない。一見、当初のマンガの流れからすると順当なラストに見えるんだけど(エースの女の子は、野球うんぬんよりも主人公の先生のことが好き…という感情の方が上回っている)、主人公は、最終回近くで、自分の意志で、自分が楽しんで、そのエースの女の子が野球をすることを望んでいたんだよね。

 前述しているように、中途半端に書き殴って終わってしまうような作家に比べれば、遙かに完結させているだけマシなんだけど、千切れ千切れに作品を作っている分、書いているうちに混乱しちゃう…パターンなんだろうねぇ…。それにしてもマイナー過ぎるのか、アマゾンに画像が無いよ…(^_^;)。

gamou [ [ 書 籍 ] コミック ] comments(0)
【4点】 るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−
るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 (巻之21)るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 (巻之21)和月 伸宏 集英社 1998-07売り上げランキング : 57,820Amazonで詳しく見る by G-Tools

「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−」は1994年から週刊少年ジャンプに掲載された、歴史アクション漫画である。時は明治初期、明治維新時代は「人斬り抜刀斎」とおそれられた緋村剣心が「不殺」の誓いを立て、逆刃刀を持って巨悪と戦っていく…という剣戟アクションを主体としたものだ。だんだんと相手が強くなり、主人公が必殺技を習得し、かつて敵であったものが仲間として一緒に戦っていく…など、いわゆるジャンプ漫画の王道的な作品であり、連載中は非常に人気が高く、絵の美しさと美男子が多く出てくるところから、女性にも大変人気の高い作品でもあった。

 歴史ものということで、当然歴史上の人物も多く登場し、歴史的な事件なども取り扱われているのが特徴であり、また「不殺」ということで敵との戦いと自分との誓いの間のジレンマで悩むという構図も、大人にファンが多かった所以だ。私も連載開始当初は非常にハマり、結果として幕末の歴史にのめり込んでいったということもあった(いや、まぁ、光栄ゲームの「維新の嵐」で片足は突っ込んでいたが)。特に新撰組の三番隊組長の斉藤一が登場するあたりは、歴史ファンからは色々とあったそうだが、創造vs現実のような戦いに漫画ならではの楽しさがあった訳で。

 さて、そんな「るろうに剣心」なんだけど、私は20巻で購入するのをやめてしまった人間だ(連載は最終回まで一応見たけど)。それは、この「るろうに剣心」の最大のキーポイントである、「なぜ人斬り抜刀斎は、不殺の誓いを立てたのか…」という答えが、この巻の周辺で明らかになるからだ。そう、その理由に全く納得がいかなかったんだよね。個人的に…。

 まぁ、漫画の主人公でもあるし「不殺」の誓いを立てるくらいの「善良な」主人公であるため、維新後の明治政府の要人とかにも、それなりのことをいう訳ですよ。こちらとしては、その全てが「ただの人斬り」だった剣心が、維新の中で経験してきた辛い想い、政治的な判断の中で、信じてきたことを貫くためには、切り捨てられるものがあるということ…そういう多くの想いの中で、そういうセリフになっているのだろうな…と思っていた訳で。すると必然的に「きっと、こーゆーことがあったんだろうなぁ」と漠然と考えている訳じゃないですか。その辺を。

 ところが、その「不殺」の誓いを立てた理由が、なんのこたぁねぇ…自分の好きな女を切ってしまったから…というオチ。おまえ、その偉そうな言動はなんだったんだよ…。単に自分の好きな女を切ってしまって、人が斬れなくなったことを時代のせいにして、理由後付けでやってるだけじゃねーか…ということで、当時ジャンプを投げ捨てた思い出があるという(苦笑)。まぁ、ちょっと、この辺のシリーズが始まる前後から、微妙に作風が変になりかけてはいたんだけどね。

 この原作者である和月先生が、どーも気が弱いのか、周囲の声を気にしすぎる人で、いろんな人の意見を取り入れようとして、作品をこねくり回した挙句、駄目にした感があるんだよな。単行本の合間に挟まれるコメントページとかを見ていると。押しの強いジャンプ編集部のせい…という話もあるんだけど、それでも、作品の根幹にかかわる部分がダメだったのは、あきらかに大失敗だったと思う。この辺で、一気にこの作品への評価が分かれてしまって、かなりの人(主に大人)が離れてしまったんじゃないかと思われ。どう考えても初期の巻の話と、剣心の人格形成との間に矛盾が生じてしまっていて、単なる子供向けのアクション漫画に成り下がった感じ。

 とにかく、行き当たりばったりで話をつくり、結果、たった一つのエピソードが漫画全体をダメにするという非常に良い見本の作品だと思うね。アンケート至上主義と言われる週刊少年ジャンプの編集者が、無能ぶりを示した作品でもあるだろう。傑作になりうる作品(しかも、そんなに難しい話ではなかったはず)だっただけに、非常に惜しまれるところだ。

 なんかねぇ…、幕末の中で愛に生きると言えばカッコいいんだけど、結局、思想の無い子どもが人を斬りまくった挙げ句、劣情に任せて好きな女を斬るはめに陥り、真っ白になり、やっぱり女に助けられて立ち直る…って、こいつの人生は甘えと女しかない。こんな奴に維新志士たちが、説教たれられるのは我慢ならんね、俺は。対等の立場であることも許せない。維新志士は、主人公の辛い経験から説教たれられても黙って聞いていたのではなくて、人斬り時代の恐ろしさから黙って話を聞いていただけになってしまう。つまり、登場人物の価値が全て下げられてしまったってことだ。ダメすぎ。

 まぁ、それでも20巻まで、剣戟アクションとしては、面白いです。あまり入れ込んで読まなければ、悪くない作品だと思われます…。

gamou [ [ 書 籍 ] コミック ] comments(1)
【7点】 なぎさMe公認(全18巻)
4091254810なぎさMe公認 11 (11)北崎 拓 Amazonで詳しく見る by G-Tools

 私は中学1年の頃に漫画にはまり、一時期1000冊を越える漫画喫茶状態の蔵書を誇っていたこともある。私が私立男子校だった時代の最初の中間テストの終了後、自分に御褒美をあげようと、本屋の漫画コーナーに立ち寄ったのが切っ掛けなんだよね。その切っ掛けとなったのが「きまぐれオレンジロード」というラブコメディー漫画だ。…まぁ、色気の無い男子校の中で漫画の中に彩りを求めたんだろうね(^_^;)。

 ま、そんな訳で、しばらくの間、自分の中の漫画ジャンル癸韻魯薀屮灰瓩世辰震で。そんな中、手に取った作品群の中に北崎氏の「たとえばこんなラブソング」(全6巻)というのがあったんだよね。高校を舞台にした恋愛もので、ロン毛でミステリアスな元カノと、ショートで積極的な現カノとの間で揺れ動く、ある意味恋愛ものでは王道的な話。「最終的にはロン毛勝利の原則」という私が作ったラブコメ漫画理論によって、元カノに軍配が上がるんだけど(^_^;)、ラブコメ…というよりは、結構ドロドロした恋愛漫画だった。少年漫画として、そこそこ過激だったし。ラブコメ好きには、ちょっと雰囲気が重くて好きになれなかったのを覚えている。

 で、この「なぎさMe公認」は、その北崎氏の漫画なのだ。実は、先日ブログに書いた「平家本陣」のロビーに数冊置いてあった漫画で(^_^;)、「あっ、北崎先生の漫画だ…」と十数年ぶりに手にとってみると、表紙の雰囲気が「たとえば…」と時とは大分違っていて、明るい雰囲気だったので「ほぉ〜、こういうのも描くのかぁ」と読み始めたら…ハマってしまったんだよねぇ…。そんな訳で、上の画像が11巻なのは、平家本陣には11〜16巻が置いてあって、11巻から読み始めたからだ(^_^;)。

 中学の陸上100mのスーパースターだった兄を交通事故で失った弟と、大分の山奥から出てきた天真爛漫な陸上特待生である少女とのスポーツラブコメなんだけど、とにかく雰囲気が明るい。特にヒロインのなぎさが、底抜けに明るいので、こっちまで気分が良く読めるんだよなぁ。もう、この歳になると、こーゆー娘の方がいいんだよね(笑)。ミステリアスさとか要らない…みたいな(^_^;)。このなぎさちゃんは、少年漫画としては珍しく軽い妄想癖があって(普通少年漫画では、少年の方が妄想癖なのが一般的。少女漫画では逆)、実は新しいヒロインなのでは…と思ったりして。

 スポーツの陸上の方も、主人公の方と、ヒロインの方の競技の様子を描けるため、それなりにリアルなんだよね。何がリアルかって言うと、少年漫画って、次々と強い敵が出てきちゃうので、通称「ドラゴンボールの法則」あるいは「ジャンプの法則」と言われるように、連載が続いていくと、化け物みたいな人たちばかりになってしまうんだよね。ラブコメ部分や、ヒロインの競技部分で、怒濤のような競技対決シーンが避けられている分、ジックリと描かれているように見えて、その辺もマル。ただ、ヒロインの方は天才なので、あっと言う間に世界とか行って、さっくり勝っちゃったりするんだけど(^_^;)。

 一見、非常にありがちな漫画に見えて、ヒロインの存在と、比較的マイナーな競技(実は、主人公は100mをやめて800mに転向するのだ)を取り上げていることも手伝って、個人的には非常に新鮮に見えた良作。でも、実は17巻と18巻を見てないんだよねぇ…。どこでも売ってなくて(1巻〜16巻は買ったんだけど。ネット古本屋では2000円とかするし…。)。そのうち、漫画喫茶にでも見に行こうかと思っております。16巻までの話を見ていると、たぶん描ききったというよりは打ちきりかなぁ…なんて感じだけど。残念だなぁ…30巻くらいまで、やってくれれば良かったのに…。でも、2桁巻数を描いたことがない作者だったので、ある意味限界だったのかもしれんが…(^_^;)。

 ちょっと生活に疲れた方にオススメします<自分のことだ(笑)。

gamou [ [ 書 籍 ] コミック ] comments(0)
【6点】 ランキングとドラゴン桜とお受験
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 ランキングを昨日の発言のとおり、つけてみた。

 ま、いわゆる「オリコン」みたいな調査じゃなくて、あくまでネット上での流通ランキングだけどね。だから役に立たなくもあり、面白くもあり。 

 楽天ブックスでは、とにかく阿部寛主演で始まった「ドラゴン桜」が売れているというのが分かったよ(^_^;)。今では、東大だけにかかわらず、大学入試のバイブル的な扱いを受けているみたいだよね。
 
 確かに受験に、コツってあると思うよ。もちろん、勉強するのは一番重要だけど、綺麗に整理ノート作るのに時間かけちゃうのは、無駄…とかね。ま、私は2流大学なので偉そうなことは言えないけど、1ヶ月くらいで英語の偏差値を15くらい上げないといけなかったから(笑)、それなりの効率のいい勉強をしたと思ってるけど。

 でも、そーやって受験した英語力は、あんまり役に立ってないけどね。地に足がついてない勉強だったから。

 「スラムダンク」の桜木花道じゃないけど、急速に成長した能力は、また無くなっていくのも早い…みたいな(^_^;)。大学受かっちゃうと、もう、全然勉強しなかったもんなー。お姉ちゃんだぁー、合コンだぁーと…。ああ、ダメな俺…。

 それはともかく「お受験」そのものに興味がないと面白くない訳で「ドラゴン桜」は、その辺で興味が分かれるところ。受験を身近に感じている人には、それはそれはエキサイティングな漫画でしょうね(^_^;)。もちろん、最近のトレンドである「頭のいい人わるい人」系のビジネス書に通じる部分もあるから、それはそれで見方によっては「なるほど」と思うところが満載だけどね。

 そんな訳で、ランキングみて、なんか書いたりすることもあると思うのでヨロシク。

 ※「【お知らせ】ランキング」に加筆しました(^_^;)。もう一本書くの面倒だったので…。すまんす。

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