がもがもミシュガット

この世の全ての物を独断と偏見で適当に採点する!


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東池袋大勝軒のもりそば
東池袋大勝軒のもりそば
 大勝軒と言えば「もりそば(つけ麺)」と言っても過言ではない。賄い料理の「湯のみ茶碗にスープと醤油を入れて、残った麺を浸して食べる」という食べ方に客が関心を持ったことに端を発して、当時の中野大勝軒の店主であった山岸氏が試行錯誤の上で商品化したものだ。それを「もりそば」として販売したことで、人気店になった。つけ麺の生みの親、ラーメン界の神様と山岸氏が言われる所以である。それがすでに50年以上も前の話であるというのだから驚き。50年以上も人気ラーメン店であり続けることの偉大さは、確かに神と称えられるべきことなのだろう。

 大勝軒は、その弟子の多さでも知られているが、大きく方向転換したのは、20年ほど前に奥さんを亡くされてからだと言う。来るものは拒まず、去る者は追わず…という姿勢で、弟子を受け入れ、どんどん暖簾分けも許していたこともあり、その後の店舗ごとのレベルや味にもバラツキが大きい。私が食べたのは横浜周辺のお店だけなので、いつしか本店で食べてみたいと思っていたんだけどね。2007年の閉店、再開店(南池袋大勝軒の店主が暖簾をついで2代目となっている)騒ぎもあって、一層池袋周辺店は神格化が進み、生半可な気持ちでは食べにいけない(待ち時間が長い(^_^;))常態になっているのだ。

 そこで試したくなるのが、通販の商品である。まず最初に試したのが、スーパーで販売されている「大勝軒の山岸氏監修」という、つけ麺。ま、通販じゃないんだけど。出来るだけ手軽に買えて、美味しければいいかな…と思って。…で、これが失敗。似て非なるもの…ではなく、違う食べ物(苦笑)。旨味がなく、強烈に酸味と甘味だけ利いているつけ汁。普通の麺(^-^;)。ま、2食で500円レベルのものなので、こんなもんか…と。それでも1人前と称する麺の量は、通常の大勝軒の半分くらい。つけ汁もしかり。よって、これで1人前と捉えると、なんとも損をした気分だ。具もないのに。あと200円も払えば、普通に食べられますよ。

 次に試したのが、通販でも良く見る箱入りのタイプ。これは新横浜にあるラーメン博物館でも販売されているのと同じもの。1人前で550円。ま、さすがにラーメン博物館で販売されているものと同じなので、スーパーの商品と同じではないだろう…と期待。んが、スーパーのヤツと同じ味がする!!…箱を見る。…同じところが作っているじゃないか!!!っていうか、単に量が半分になって値上げって、どういうことなのか(苦笑)。少しも箱タイプになって、大勝軒に近づいている気配がない。いや、まぁ、多少なりとも、まともになってるのかもしれないけど、似て非なるもの…レベルにも、やはりなっていないのだ。

 それならば…と頼んだのが、そのものズバリ、東池袋大勝軒で作っている通販のもりそばだった。最近は、出来るかぎり、お店が通販サイトを持ち、そのままの味で家庭に届けるタイプの通販ラーメンが流行している。大人気のつけ麺店「六厘舎」なども作っていて、別のエントリーで説明してるけど、メチャクチャ美味い。つけ汁は具材入りのレトルトで、麺も冷蔵(冷凍)の生麺を使うというもの。今回の大勝軒のも、そのような形の販売である。これならば、期待できると購入した訳だ。

 そしていよいよ、念願の東池袋大勝軒のもりそばを食すことに。麺を大きな鍋で茹でて、つけ汁を温める。茹で上がったそばも、つけ汁もお店と同様に多め。なにより、麺の感じが、私が食べた横浜店と、ほぼ同じ感じ。つるんとしたストレートの中太麺。「おう、これこれ」って感じ。つけ汁からも、大勝軒特有のダシの香りが漂ってくる。いよいよ、つけ汁につける。

 …上品。思っていたよりも上品なのだ。私の食べている横浜大勝軒は、もっと動物系の臭いがキツいし、甘味も酸味もこのつけ汁よりも濃厚である。良く言えばガツンと来る味。それに比べると、この通販の大勝軒は、口にした感じが遙かに上品で「おだし」な感じが味わえるのである。それが通販にしたことによる味の再現性の限界なのか、東池袋大勝軒の元祖の味なのかは分からないけど(何分、横浜でしか食べてないんで)、横浜のもりそばのつけ汁よりも、好き嫌いの分かれづらい味だと言えるだろう。少なくとも、これが「大勝軒の味なんだな」と思ってもらうには、十分の味である。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …と言うことで。多少、値段が張っていると思うかもしれないが、麺の量や完成度を考えれば、遙かに安上がりである。ただ、非常に残念なことに、このような商品は大量生産に向かないため、定期的に販売し、何週間か先の分までの販売分(「○日に発送分」という形で販売される)を一気に販売し、その後、また販売を停止する…という形を取ることが多い。こまめにサイトをチェックして、運良く販売されていたら、躊躇無く購入していただきたい。あっと言う間に売り切れちゃうからね(^_^;)。下手すると、販売開始直後はページに繋がりにくくなったりするんで、御注意を。


gamou [ [ グルメ ] 持帰り・取寄せ ] comments(0)
太陽いっぱいの真っ赤なゼリー
morimoto公式HP→こちら

 ネーミングからは分かりづらいのだが、トマトのゼリーである。やはり「トマト」を全面に出すと、当初は敬遠されてしまい売れなかったのかもしれない(^_^;)。ただ、結果として、このネーミングのかわいらしさは、現在でも十分武器になっているのではないか…という千歳の有名店モリモトさんの商品だ。

 「とんねるずのみなさんのおかげでした」の中の人気コーナー「食わず嫌い王選手権」で、阿部寛さんがお土産として持って行き、貴さんが絶賛したことから人気に火がついた商品…なんだと思う。もちろん、有名だったんだろうけど、全国的な知名度を一気に上げた訳だ。その後2007年の春の特番で、芸能人御用達お土産ランキングの4位に入り、さらに大きく知名度を上げている。もちろん、うちもそれで知ったんだけど(^_^;)。

 実は、こちらのトマトゼリーを食べる前に、スーパーの特産品フェアみたいな際に購入した、別のトマトゼリーを食べたんだけど、なんというのか「不自然な味」。トマトの味と甘味が分離しているというのか、いかにも「トマトに砂糖ぶち込みました!」って感じの味なのだ。もちろん、普通のフルーツゼリーなんてものだって、そーゆーもんなんだけど、相手がトマトだと、トマトが持つ野菜的な部分が、砂糖と上手く混じり合わない感じがした。

 さて、そんな訳で、こちらのゼリーである。トマトの原産地であるアンデス地方に近い環境で育てた「ファンゴッホ」というミディタイプの高糖度フルーツトマトを、完全に熟してからゼリーにする…そうだ。ルビーのように真っ赤な色のゼリーを一口食べてみると、確かに先日食べたものとは違い、しっかりとトマトの味がしつつも、フルーツ感があり、甘さに不自然さがない。どこか梅のような風味も感じて、かなり爽やかな感じ。でも、やっぱりトマト(^_^;)。

 食感は、ブルンッという強烈なゼリー感はなく、トロンという感じ。高級なゼリーによくあるタイプというのか。原材料としては、トマト以外には、オレンジジュースと、レモン果汁、洋酒などを使っているようだが、その辺の微調整によって、このなんとも不思議な感覚の味を作り上げているのだろう。

 でもね、確かに美味しいんだけど、やはりこの値段を出して、わざわざトマトのゼリーをチョイスする必要性は、私には感じなかった。素直にフルーツのゼリーを食べたいなぁ…というのが実感(苦笑)。もちろん、酸味と甘味のバランスの好き好きは、個人的な問題なので「こんな味を待っていた!」という人もいるんだろうけどね。

井上真央ちゃんのお土産のゼリー
 先日、同じく「食わず嫌い王選手権」で井上真央ちゃんが、別のトマトゼリーをお土産として持ってきていたので、もはやデザートとして、お土産としての「トマトゼリー」は確立しつつあるのだろう。2種類しか食べてないけど、トマトゼリーの美味しいのは、こういうもの。…ということは分かった。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・☆(二つ星)

 …ということで。決して、美味しくない…ということではないんだよね。でも、やっぱりトマトな訳で。古い人間なので、トマトという先入観から抜けきれなかったのかもしれない(^_^;)。トマト嫌いな方々には、概ね好評みたいなんだけど。個人的には、ここまでのゼリーを作れるトマトそのものを食べてみたくなりましたよ。

gamou [ [ グルメ ] 持帰り・取寄せ ] comments(4)
本日のスープカレーのスープ
本日のスープカレーのスープ 楽天検索
 スープカレーは、90年代後半から全国区になってきた北海道(札幌を中心とした道央圏)の御当地グルメと言っていいだろう。大元は、東南アジアなどのサラリとしたタイプのカレーにヒントを得ている訳だが、厳密に言うと現在のスープカレーは、枝分かれして独自の路線になっているらしい。

 名前のとおり、スープ状のカレー全般を指す言葉だが、1993年に有名店「マジックスパイス」が初めて「スープカレー」という名称を用いてから、徐々に定着したそうだ。今では「カニ」「イクラ」「ウニ」などの海鮮類、「ジンギスカン」、「味噌ラーメン」などと並んで、旅行ガイドで特集が組まれるほどになっている訳である。

マジックスパイスのスープカレー 楽天検索
 いわゆる一般的なルータイプのカレーとは違い、家庭で簡単に作れるほどレシピや、お手軽なペーストが普及していない中、前述した「マジックスパイス」などもレトルトタイプのスープカレーを販売している訳だ。北海道のお土産としても人気があり、北海道では多くの種類が販売されているのであるが、その中で一番最初に私がチョイスしたのが、この「本日のスープカレーのスープ」である。

 「成吉思汗たれ」で有名な北海道の地元食品企業ベル食品と、今や完全に全国区になったタレント「大泉洋」氏がタッグを組んだ、まぁ言えば企画物の食品である(^_^;)。2004年に大泉洋氏のフォトエッセイ本「本日のスープカレー」の販売に合わせて共同開発したもので、大泉洋氏の全国区の人気とともに、この製品の人気も上がっている…と思う(笑)。

 製品の名前のとおり、あくまでもスープだけのレトルト製品であり、具材は一切入っていない。これは大泉氏の具材を準備したり、少々手を加えたりする楽しさを味わって欲しい…という思いが込められているらしいが、その思いはともかく、具材が煮込まれない、野菜の歯ごたえも味わえるような本格的なスープカレーが作れるのは間違いない。もちろん、スープと御飯だけでも食べることは出来るが、あくまでも「麻婆豆腐の素」のような調理用材料食品と捉えるべきかもしれない。

そんな訳で、作ってみたのがこちらの写真。ジャガイモ、ニンジン、鶏肉、インゲン、ピーマンの具だくさん、かつ色合いの美しいカレー(自画自賛)にしてみた。ジャガイモとニンジンは、電子レンジで加熱して箸が通るくらいにした後に、他の具材と一緒に炒めている。

マジックスパイス スープカレーの素検索
 実は、マジックスパイスのペースト状のスープカレーの素を使ったものも一緒に作ったが(どちらも、おおよそ説明書きの通りの食材で作っている。こちらも、そのうち書きます…たぶん)、具材を煮込まない分、「本日のスープカレーのスープ」の方がシャープな味で、本格的な感じがした。…というか、思っていたより遥かに美味しい。スープカレーを食べたのは、1桁レベルだけど、野菜の炒め方や下味のつけ方の工夫次第では、かなり本格的なものが作れる感じ。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。企画ものと侮ることなかれ…という感じ。味そのものは、かなり好み。有名店の具材まで入ったレトルト製品(800円前後が多い)に対して、調理作業が入って、この値段(525円〜)の評価の問題もあるけど、まぁ、野菜炒めるだけだしね。まぁ、大泉洋氏プロデュースというので、点数が甘くなっている感もあるかもしれないが<完全に企画に負けている(笑)。

 ただし、まだまだ御当地フードの域を出ないから、全般的に価格が高い感じがするのは否めない。普通のカレーのレトルトなんて、1袋100円で、そこそこ美味いもんね(苦笑)。もっと、全国的に浸透すれば、もっと簡単に、もっと安く、この類の調理用食材商品が出回るのかもしれないけどね。今は、コストパフォーマンスは、ジャンルとしての相対感から、ひとまず脇に置いておくということで。

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ずんだ茶寮のずんだフロマージュ
ずんだ茶寮→こちら
 ※通販商品としてのフロマージュはありません

黄金食品のずんだ
 個人的には割とポピュラーなものだと思っていたが、人に聞いてみると意外と知らない「ずんだ餅」。仙台名物らしく(なんとなく東北全般なイメージがあったんだけど)、枝豆をすりつぶして甘い餡にしたものに餅を絡めて食べる和菓子である。あざやかな黄緑色と、コクがあって枝豆の香りがフワリとする餡がなんともいえず美味しいんだよね。特に「みなさんのおかげでした」の「食わず嫌い王選手権」のお土産で紹介されてから(ずんだ茶寮ではなく、→の黄金食品)は、知名度がグンとアップしたらしいけど。

ずんだ茶寮のずんだ
 以前、このずんだ茶寮のずんだ餅を食べた際に書こうかな…と思ったんだけど、期を逸しまして(^_^;)。今回は、新商品のずんだフロマージュというのが出ていたので、それを代わりにレビューしてみたい。ちなみに、ずんだ餅の方は、餡がタップリのカップタイプが人気。←のように一般的な箱形もあるけど。カップの方がオシャレで、おみやげには良いかと。餅と餡で、どちらが多い方がいいのかは個人の好みによる(餅が少ないと損した感じ…という人もいる)が、個人的には餡が多い方が、ずんだファンとして嬉しい訳で。標準という意味では★・★・☆(二つ星)かもしれないけど。それほど購入できる店舗が無い中、嬉しいことは間違いないけどね。

 さて、ここずんだ茶寮では、さらに「ずんだ」の枠を広げようと、ずんだを用いた商品をたくさん出している。「ずんだプリン」「ずんだロール(ケーキ)」なども期間限定で出ていたりするのだが、今回買ったのが、この「ずんだフロマージュ」という訳だ。以前、ずんだプリンなども食べているが、思っているより牛乳などとの相性は良い…と思う。

 そんな訳で、ずんだフロマージュなんだけど、フワリとしたフロマージュは、酸味も抑えめで、個人的には非常に食べやすいもの。最初は「ホールは、多いかな…」と思っていたけど、あっと言う間に食べられてしまうほどだった。ずんだの方は、そのものズバリのずんだであり(だと思う)、もちろん、ずんだそのものも問題なく美味しい。それがフロマージュの中にはさみこまれている訳だ。

 ところが、これが「ずんだフロマージュ」になると、イケてないんだよなー(^_^;)。軽い口当たりのフロマージュと、コクのある餡が、マリアージュとはほど遠い感じ。それぞれの美味しさを、打ち消し合ってる感じがする(^_^;)。舌触りも、ふんわりとしたフロマージュと、ツブが残ってザラついている餡との相性が悪いと思う。せめて裏ごしして、滑らかな餡になっていれば、もう少し印象が変わっていたかもしれないけど、感想としては「バラバラに食べたい」となってしまった。そんな訳で評価の方は…

 ★・☆・☆(一つ星)

 …ということで。フロマージュ自体が好みだっただけに惜しいなぁ。洋菓子屋ではないので、ずんだとの組み合わせ以外でフロマージュだけ出てくることは有り得ない訳で、それが惜しい(苦笑)。

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黒真珠(泡盛)
黒真珠
 ここのところの沖縄ブームと、焼酎ブームによって、関東のスーパーなどでも普通に泡盛を見かけるようになった。本島の主要ブランドはもちろんのこと、ちょっとした酒の量販店に行けば、離島の銘柄や熟成させた「古酒(クースー)」まで販売されているくらいである。そんなら、せっかく本場に行くなら、自分なりの美味しい泡盛を見つけてみたいと思うではないですか。どうするのか。実際に居酒屋とかで飲めばいいのだ(^_^;)。

 で、まぁ、いわゆるメジャーな銘柄から、割と値段が高めの知らない銘柄まで、石垣島に行った際に飲んでみたりした。そんな中で「おっ、これは…」と思ったのが、この黒真珠である。43度のアルコール度数が高い泡盛だ。高いアルコール度数の割に刺々しさがなく、トロリとした円やかな味わいがある。いわゆる泡盛特有の荒々しさが影を潜めて、熟成した味わいに変化したようなものだ。で、古酒なのかと思いきや、特にそーいった表示がない。いわゆる一般酒なのだ。

 さて、予備知識ゼロで「これが好き」と思ったため、八重島諸島ではメジャーな「八重泉」の酒造会社の商品とは後で知った訳だけど、八重泉酒造は、ホームページを見るに割と近代的な設備を持っている泡盛会社だ。樽貯蔵を行い、ウィスキーのような樽の風合いを持たせてみたり…と、離島の小規模業者が多い八重山地区の酒造会社の中では、どちらかと言えば革新的、先進的な酒造会社なのかもしれない。 

八重泉グリーン(樽酒)
 なんで、こんな話を始めたのか…というと、黒真珠を調べているうちに、面白い記述を見つけたからだ。実は、この黒真珠は2004年のある時期までは「5年古酒」と表示されていた。ところが2004年の沖縄の泡盛メーカーの連合体による古酒表示の自主規制の適用により、「5年古酒」表示をハズしたのである。5年古酒をハズしたどころか、古酒自体もハズしてしまったそうな。こんな話をすると最近の情勢から「すわ偽装か?」なんて話になりそうだが、これは古酒の伝統的な作り方にも起因している部分もある。

 そもそも、古酒を造る伝統的なものとして「仕次ぎ法」ってのがあるからだ。これは年数をずらした貯蔵酒を作り、減らした分を次の若い酒から足して行く…という方法だ。3年前のものをA、2年前のものをB、1年前のものをCとする。Aの古酒を何かの際に飲んだり、蒸発したりした分を、Bから補充する。Bには減らした分をCから補充する。Cには新酒を入れる。…というものだ。これは、古酒に刺激を与える意味もあるらしいんだけど。で、Aのものが5年前のものなら「5年古酒」と改正前ならなっていた…ということ。他にも酒造メーカー独自のブレンド技術もあるのだろうけど。

 2004年の改正は、そーゆーことを一切認めない…というもの。混ぜるなら、一番最低ランクの貯蔵年までしか表示できない…とする…と言うことになったのだ。3年以上のものが古酒とされているので、1割でも3年未満のものが入っていれば、もはやそれは古酒ではない訳で。洋酒などでは当たり前のことなのかもしれないが、今までの熟成法を考えれば、ある意味、文化の否定に近くもある(^_^;)。まぁ、市場の透明化とグローバル化を考えて、自ら基準を律した訳だから拍手すべきことなんだけどね。でも、分かりやすくなったのと同時に、この黒真珠だけではなく、多くの銘柄(なんと半数ほど)が表示を取り下げたり、ブランドそのものを廃止したり…となったそうだ。で、基準に合わせて、今は一生懸命に新しい形の熟成を進めているところだ。

 で、何が言いたいのか…というと、あえて「古酒」という表示をハズしても「黒真珠」であり続けたということ。まぁ、他にも色々な要因があるのかもしれないけど、中身は変わっておらず、5年ものの古酒も確かに入れられているらしい。公取法的なものの考え方でいくなら、5割以上は間違いなく5年古酒が入っていると思われる。であるなら、ブランドを廃して、自主規制に合った古酒になるまで待つか、ブレンドに3年未満のものを加えない形で「古酒」とだけ表示するか、ブレンド比率を新酒や3年未満のもので構成し直す…ってことでも良かったのだと思う。「古酒」という表示があった方が、より高く売れるだろうし、観光客には有難がられる。特に2004年以降は絶対的な流通量が下がっているのでなおさら。しかしながら、八重泉酒造では、その「黒真珠」を作るブレンドに絶対的な信頼があるということなのではないかと。いや、もちろん「仕次ぎ法」での厳密な割合なんて、もう分かんないから…と言う面もあるかもしんないけど。

 「古酒」ではない割と価格の高い泡盛レーベルを保つというのも一つの決断なのだと思う。少々規模は違うけど、固有の畑に拘らず、あくまでブランドイメージでブレンドを行うシャンパン(もちろんヴィンテージもあるけど)に近いものを感じたりしてね。現実、美味しいんだから言うことは無いし。おそらく、来年辺りから出てくる規制を見越して貯蔵した100%の年数表示もの古酒は、かなり値段が高騰するに違いない。であるなら、この「黒真珠」は有難い商品と言えるのかもしれない。そんな訳で…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。100%古酒は、それはそれで魅力的だと思うけど、なんか泡盛の奥深さを知った気分。まぁ、それは何より、この泡盛を「美味しい」と思った自分の感覚を信じた上に乗る言葉だけど。「お前なんか信用ならん!」という方は、ウンチク部分だけお持ち帰りください(笑)。でもね、冒頭に述べたように、熟成感があるので、昔「泡盛はなぁ…」と思った方も、飲んでみたら「えっ!?」という感じになるんじゃないかと思う。多分(^_^;)。コストパフォーマンス的には、素人なりに推したいところですよ。

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ペンギン食堂の石垣島ラー油
ペンギン食堂の石垣島ラー油
 沖縄の調味料と言って最初に思い浮かぶのは「コーレーグース」だろう。島唐辛子を泡盛で漬けたものだが、もともと「コーレーグース」は「高麗胡椒」あるいは「高麗薬(クスリをグスイと発音する)」から来ている言葉とされ、島唐辛子そのものを指す言葉だ。しかし、その歴史は割と浅いらしく、ハワイで見た「チリウォーター」から作られたという説が有力で、新しい調味料なのだ。そしてその誕生が、アメリカとの繋がりと深いことからも分かるとおり、沖縄本島を中心とした文化とも言える訳で。

 もちろん今でこそ石垣島を中心とする八重山諸島でもコーレーグースは普通にあるし、土産物屋にも販売されている…が、どちらかというとお土産用、外から来た新しい文化に近いものらしい。そんな石垣島で、もともと多用されていた調味料はピパーチと呼ばれる島胡椒だそうだ。名前のとおりコショウ科の植物らしいけど、いわゆるコショウと比べると、やや甘く、クセのある香りが特徴だ。

島胡椒
 一昨年沖縄本島に行った際に「コーレーグース」を買ってきたりした訳なんだ
けど、買ってきてみると思っていたより使い道が広くない(^_^;)。泡盛の強烈過ぎる香りが、辛味うんぬん以前に他の風味に勝ってしまい、沖縄そばにかけた時のような渾然一体となったものにならないんだよね。正直、かなり持て余したのだ(苦笑)。で、昨年は石垣に行ったので「島胡椒」なんて思ったんだけど、石垣島に行って最初に入った食堂で、島胡椒を使ってみると、相方が「苦手」と言っている。どこか中国の花胡椒に似た…というのか、シナモン的な香りというのか…その辺がうちの相方は特に好きではない。

 で、ラー油である。あいかわらず前フリが長くて申し訳ないけど、ラー油が石垣島特産品か…というと全くそんなことはない。本島にすら特産品としてのラー油の姿はない。普通の中国の調味料の一つである。我々と同じだ。しかしながら、石垣島ラー油は、石垣島の名産品となっているのは間違いない。分かりづらいかもしれないけど、そこかしこで作っているようなものではないけど、このペンギン食堂さんで作られているラー油は「幻」と言われるほど入手が困難で多くの人を魅了している逸品なのだ。

 実は、このラー油には島唐辛子も入っていれば、島胡椒も入っているし、黒糖や、沖縄特産の塩も使われている。まさに沖縄の集大成的な調味料である。関東の沖縄県産品のアンテナショップなどでは入荷すれば即売り切れらしいし、ネットでも売れ切れが多い。さらに石垣島のペンギン食堂そのものを訪ねても必ずしも手に入る訳でもなければ、購入できても一人につき販売数制限があるというくらいの代物である。だてに「幻」ではないのだ。こー聞くと、もはや好き嫌いにかかわらず、欲しくなるのが人情と言うモノではないですか(笑)。

 そんな訳で、我々が選択したのは直接購入。ペンギン食堂に行ってきたのだ。割と分かりづらい場所にあり、店の前の通りも広くないので駐車には注意が必要。「辺銀食堂(辺銀さんという方がやっているので、ペンギン食堂らしい)」と書かれた建物の狭い階段を上がって、2階に行くと、そこで石垣島ラー油が販売されていた。「手作りで漉きましたっ!」みたいな紙ラベルに力強い「石垣島ラー油」の文字。見れば普通のラー油のようだが、沈殿物の量が半端ではない。瓶の半分くらいの量が、粉状の沈殿物なのである。

 値段は100mlのものが735円…と決して安くはない…どころか、どちらかと言えば高価なラー油である。まぁ、手作りだからしょうがないけど、もし失敗したら…と思うと、制限数ギリギリまで実は購入することが出来なかった(^_^;)。とりあえず家に帰ったら、即座に石垣島ラー油を開けてみた。

 …舐める。…美味い。これは美味い。辛いのは当たり前だけど、それよりも感じるのが甘味と香ばしさ。下の沈殿物を小さじですくって口へ運ぶ。これがまた、最高に美味い。これだけを御飯にかけて食べる…という人の話も聞いていたのだが、「そんなバカな」と半信半疑だった…んだけど、これは御飯にかけるよ(^_^;)。

 その後、かなり色々なものに石垣島ラー油をとにかくかけることが多くなった。本当にほとんどの料理を壊さずに「これアリ!」みたいなものにしてくれる。…であっと言う間に無くなった(苦笑)。制限数買ってこなかったことを後悔したことは言うまでもなく。餃子のような個性と香りの強いものよりも、むしろ御飯や玉子、うどんと言ったような淡泊なものにかけた方がラー油の旨味を強く感じることが出来るかもしれない。…と言ってしまうくらい美味いんだよねー。

 ただ一つだけ難点を言うのであれば、容器だ。この容器はヒドい。このラー油は半分以上が沈殿物なので、当然、サジですくう…という作業が必要な訳だけど、口が細すぎてティースプーンくらいのものでは入らない。バーで使うようなステアスプーンが必要だ。容器には「移し替えて使え」と書いてあるんだけど、それならなんで、こんな容器に詰めるのか…と言った感じ。沈殿物のことを置いておくとして、普通に液体だけを利用したとしても液だれがヒドくて、高価なラー油をティッシュに吸われるハメになる。全く使えない容器に入れる意味が理解できない。普通にそれこそ、なんつーのかオロナインの瓶容器(例えが悪くてスマン)みたいな形の(あくまで形ね。素材じゃなくて)に入れてくれれば、済む話じゃないのかなぁ…。さらに専用小さじをつけてくれれば言うことなしだけど。

 その辺、大らかさ…ととるのか、気が利かない…ととるのかは微妙なところかね(^_^;)。はたまた、制作過程で、あの形の容器でなければいけない理由があったりするのか…。とにかく、この容器だけが不可解で、もったいない…と思う。いろんな意味で。そんな訳で…

 ★・★・☆(二つ星)

 …ということで。いや、もちろん味だけなら三つ星間違いなし。ラー油という概念から離れて「ペンギン食堂の石垣島のラー油」という調味料だと思う。それくらい美味しいのは間違いないんだけど、決して安くないものを無駄にさせる容器に詰めて、挙げ句、容器は移し替えろ…というのは、どうなのか。さらに別に、その容器自体も移し替えがしやすく出来ている訳でもないし…。どうも釈然としない…ということだけなんだけどね。いや、まぁ、また恋しくなって買っちゃうと思うんだけど。容器が…。容器…。

gamou [ [ グルメ ] 持帰り・取寄せ ] comments(0)
フレシータ・ストロベリー・スパークリング
フレシータ
 よく「味気ないな…」と思ったスパークリングワインと出逢ったら、イチゴを食べながら飲むと良いと言われたりするそうなんだけど、それくらい苺の香りを含めた風味は、スパークリングワインのそれを補完する働きがあるそうで。だったら、一緒にしちゃえばいいじゃん…という発想だったかはさておき(^_^;)、生の苺の果肉と果汁を使って作り出したチリ産の珍しいフルーツワインが、このフレシータである。

 フレシータは、苺のスペイン語から「小苺」あるいは「苺ちゃん」くらいの意味の造語で、そのものズバリな訳だが(^_^;)、もちろん実際には、ベースとしてアレキサンドリア(マスカット)を始めとして、葡萄の果汁が使われている。発売直後は醸造元のチリ周辺の南米でブームが起こったほどらしい人気商品だそうで。相方が苺が好きなので、苺の香りがフワッと広がるという、このスパークリングワインをクリスマス用に購入してみるのもいいいかな…と。

 苺を連想させるオシャレな赤を基調とした瓶から、赤ワインや、ロゼとも違う赤い色素を持ったスパークリングワインが姿をあらわすと、いわゆるワインの香りを表現する時に用いる「ベリー」香ではなく、正真正銘のストロベリーの香りが柔らかく広がる(まぁ、当たり前なんだけど(笑))。味は思ったほど甘ったるい…ということはなく、割と爽やかだ。フレーバースパークリングワインで有名な「カフェ・ド・パリ」シリーズのように良くも悪くも香料っぽい感じではないのが好印象かな。あれはあれでいいんだけど。

 一般的には食前酒として飲むことが多いらしいけど、家庭じゃそーもいかないよねぇ。開けちゃうと(^_^;)。割と料理と合わせてもいけると思うけど、甘すぎるという方はブリュットのスパークリングワインで割るというのも良いかもしれない。高級感を出すために良いシャンパンなどで割るのが、それっぽい高級なバーなんかでは流行している(…していた頃があった?)らしいんで。

 やはり基本的なターゲットは女性だとは思うんだけど、もう少し広い層でもいけるかと思われる。男性でも好きになる人は多いんじゃないかな、割と。もちろん合う料理は狭いと思うけど、上記のようにカクテル的なアレンジを加えたり、それこそ氷なんかを入れてソーダ系のソフトドリンクとして飲んでみたり…と自由に飲んで良いのではないかと。値段うんぬんじゃなくて、そーゆー肩肘張らなくていい雰囲気はあるかな。そんな訳で評価の方は…

 ★・★・☆(二つ星)

 …ということで。個人的には好きなんだけど。やっぱり、亜流は亜流だという部分もあるので。それこそデザートと一緒になんてのも十分行けるかと思います。とりあえず苺好きな方、苺好きな人への洒落たお土産なんてのに良いかもしれないですね。

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ラトリエ・ジョエル・ロブション・ブティック
公式HP→こちら

 今年発売されて話題をさらった「ミシュラン東京版」だけど、その中の三つ星の店の中で「ジョエル・ロブション」という店の名前を耳にした方も多いかもれない。三つ星を獲得したのは、恵比寿にある「ジョエル・ロブション」なのだが、同じ建物の1階にあるカジュアル店舗も一つ星を獲得しているし、この六本木にある「ラトリエ・ジョエル・ロブション」も二つ星を獲得している。

 それ以前に「フレンチの神様」として知られていて、1981年に独立してオーナーシェフになってから、1984年に史上最速で三つ星を獲得したことでも有名で、その後「最高の状態でやめたい」ということから調理責任者としての立場は1996年で引退し、以後はプロデュースに専念しているようだ。まぁ、とにかく、有名なのだ(^_^;)。

 六本木ヒルズ内にある、この「ラトリエ・ジョエル・ロブション」は、外に面した壁は、ほぼ全面ガラス張りで、中を見ることが出来る。中は長いカウンターがあり、テーブルは割と少なめだ。おそらくセレブなヒルズのビジネスマンが、一人でフラリと…なんてことも想定されているのかもしれないけど、コンセプトとしては懇親性らしい。シェフとの距離の近さ、シンプルな調理によるフレンチの提供で、親しみあるフレンチ店…ということだそうだ。シェフと距離が近いなんて、話すこと無いし困る…なんて庶民には、ほど遠い懇親性だろうが(笑)

 えーと、別にコンセプトにケチがつけたい訳ではなく(^_^;)、その親しみやすさの一貫として…なのだろうが、実はこの「ラトリエ・ジョエル・ロブション」には「ブティック」と呼ばれる、パンとケーキを販売する店舗が併設されているのだ。そんな訳で、私が行ったのはテイクアウトの「ブティック」の方なのである。

 ブティックは、別に入口が設けられていて、左側にケーキのカウンター、右側にパンのコーナーが配置されている。内装はシックで、高級感溢れるつくりだが、それほど広くはない。しかしながら、1000円もあれば「ジョエル・ロブション」の名前がついた店の食べ物が購入できるとあって、土曜日の夜は大変混雑していて動きづらいくらい。ミシュランが影響しているのかどうか知らないけど、大変な人気である。

 ケーキの方は、かなり小さめの細長いケーキが600円前後と、かなり一般的な価格より高めだ。いかにも「お高いですっ!」というショーケースに上品に並べられていて、繊細で華やかな飾り付けというよりは、細長い長方形がベースなので、シャープでスタイリッシュという印象。もちろん、その印象は冠に「ジョエル・ロブション」がついてこそかもしれないけど(笑)。ちなみに第1印象は「ちいせぇ…。たけぇ…。」だった(^_^;)。

 写真のとおり、いくつかのケーキを購入。正直なところ、この値段で、この大きさで、万が一、凡庸な味でも出されようものなら、ミソクソ言ってやろうと思っていたりした(苦笑)。ただ、フランスの有名パティシエ系のケーキは、ピエール・エルメとか、ジェラール・ミュロとか、あまり口に合わない(マズい…とかじゃなくて、好みの方向性が違う)タイプなので、それは覚悟してたんだけど。 

 美味。私がケーキで一番重要視するのはバランス。ケーキを縦に切って、口に入れた時に全ての層が混ざった味…っつうのか。それが文句無し。各層ごとも良く出来てるけど、それぞれが強烈に主張し過ぎたり…ということもない。何より一つのケーキとして食べた時の美味しさは格別。「ちっ、高いのも仕方ない」と降伏しましたよ(^_^;)。 

 一方パンだけど、こちらも一般的なパン屋よりもやや高い…と言ったレベル。…だけど、それほど「高い」という感覚はない。価格帯の中心は200円台だからねぇ…。こちらも何品か購入してみたが、どれも美味しかった。特に美味しかったのは、クロワッサンで、プレーンなものと、キャラメルナッツでコーティングしたものがあったけど、どちらも美味しい。本当に近くにあったら買いに行きたいくらい。店のプライドの問題だからね、安い商品でも妥協なしということか。

 こーゆーのを食べさせられてしまうと「きっと、高いんだろうけど、食事も美味しいんだろうな。ハレの日には利用してもいいかな」なんて、このシミったれた貧乏人の私ですら一瞬思ってしまう。「ジョエル・ロブション」の名は伊達ではないと言うことか。そんな訳で、評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。どーも私、六本木ヒルズという場所が好きになれず、なにかハリボテ感というのか、場違いなバブル感というのか…を他の店舗や、エリアの作り方で感じていたので、当初は期待していなかったんだよね。相方が行きたいというので「まぁ、行ってみてやるか…」とどちらかというと上から目線(笑)。でも、本物でしたねぇ…。すみませんでした。深く反省いたします。 

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エストラテゴ・レアル・ティント
エストラテゴ・レアル・ティント
 最近のワイン事情を語る上で外すことが出来ないのが、雑誌などのワイン評である。とりわけ有名なのが、ロバート・パーカー氏によるポイントで、基礎点を50点として、それに香りや、味などの評価ポイントを加算していき、100点満点を作るシステムだそうだ。その得点が販売に与える影響は非常に大きく、日本の酒販サイトなどでも大々的に「パーカーポイント○○点!」とか宣伝されていたりする訳で。

 私はスパークリングワインは飲むけど、通常のワインはほとんど飲まない。人に美味しいと勧められたワインも「木臭い(樽臭い)」、「苦い」などと言って一蹴するガッカリさんなのだが(笑)、それが自分の嗜好性によるものか、相手にしょーもないものを勧められたのか(^_^;)、とりあえず、基準となるものを飲もうと、評価の高いワインを探しているうちに辿り着いたのが、このエストラテゴ・レアルの赤(ティント)なのだ。

 スペイン産のテンプラーニョ種100%ノンヴィンテージのテーブルワインで、価格も1000円台前半から購入できるのであるが、パーカー氏から絶賛されたということで、日本のネット販売でも大々的に宣伝されているワインである。「絶対にケース買いすべきだ!」「年に6000種類もの高級ワインを試飲するが、こんなは感動しない!」「こんなに美味しいワインがこの価格」など、まさに大絶賛である(^_^;)。しかも簡単に手に届く値段ときたら、これを飲んでみるしかないではないですか。日本の雑誌や新聞でも、パーカー氏の評価を受けて、取り上げられたりしてるらしいし。

 さて、パーカー氏のポイントによる販売への影響は前述した通りだけど、当たり前だけど、実際のところ人間には好みがある。私は甘いワインの方が圧倒的に好きなんだけど、多くのワイン通はそうではない。むしろ鼻で笑われ「料理に合わないよね。デザートワインは」とか言われる訳で。「ちっ、コーラにハンバーガーが好きだけど、何か?」「刺身に梅酒だけど、何か?」と言いたいところだが、とりあえず愛想笑いを浮かべている(笑)。それはともかく、辛口と言っても、様々な方向性がある訳で。何が言いたいのかと言うと、当然、パーカー氏にも好みがあって、自分の好みに合うワインは高い評価になると言うことだ。

 私は良く分からないが、パーカー氏はとにかく、ドシッとコクのある重々しいワインを好むらしく、パーカー氏に気に入られるために、良くワインで言われるテロワール(土地の特性によるワインの味)を無視して、パーカー氏の好みに合わせるように作る生産者も出てきているそうで。一方、ヨーロッパなどの批評は、酸味とのバランスなどを重視するため、評価がパーカー氏と逆になることも多いそうな。

 さて、味に対する表現が少ないので、どうしても前置き部分で補完する形になるのだが(^_^;)、早速飲んでみることに…。香りは思ったほど、樽臭がする訳ではなく、思っていたより軽い印象、比較的甘い香りもとけ込んでる感じかねぇ。実際、口に含んでみても、ドッシリという訳ではなく(前述のとおり、パーカー氏の好みから覚悟してたんだけど)、割と軽やか…というか、華やか…というか、そういう感じもあり、飲みやすい方だと思う。自分としては。んー、私が飲みやすいなんて、本当に美味いワインなのだろうか…と逆に疑ってしまったりしてな(苦笑)。

 それから、このワインとは、特に関係無いんだけど、経験として一つの事を学んだ。私、どーしてもスパークリングワインばかり飲んでたせいで、ワインをキンキンに冷やして飲んでたんだよね(^_^;)。で、確かにキンキンに冷えていたワインは「大して美味くねぇ…」と思っていたんだけど、時間が経つ毎にエグみもひくし、香りも立つし、実際、知識では分かっていたけど「なるほどね」って感覚がしましたよ。冬なら、本当に室温レベルで十分だもんね。気を付けよう。

 そんな訳で、実際のワインの批評については、一段落分しか無いんだけど(笑)、とりあえず基準として…

 ★・★・☆(二つ星)

 …と言うことで。別にワイン好きじゃないので「箱買い」はしないけど、私のように「ワイン良く分かんねー」って人には割と飲み易かったりするかもしれない。なんか赤ワインで甘くないの(ショボい表現(笑))が飲みたいなぁ…って時には、これを買ってもいいかなぁと思えるくらい。

 でも、スパークリングと違って、減らないんだよなぁ。スパークリングはガスが抜けちゃうから、早く飲まなくちゃならない…ってのもあるんだけど、同じアルコール度数でも強く感じるんだよね。普通のワインの方が、ついチビチビとやってしまう感じ。ま、そんなに開拓する気も無いんだけど、スパークリングと違って(^_^;)。

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モエ・エ・シャンドン(と、グリーンポイント)
モエ・エ・シャンドン
 だいぶ前にアップしたスパークリングワインセットのレビューから、実は30本以上はスパークリングワインを飲んでいるのだ。1本ずつのレビューをしようかとも思っていたのだが、正直言って1本、1本を10点満点でやってた時期にレビューするほどの味覚の鋭敏さ…というか、評価の基準が自分の中でハッキリしなかったんだよね。アロマがどう…とかってのは、いまだに分からないというよりは、ずっと分かりそうも無いし。

 飲んだ感想の多くは「味が薄いから美味しくない」「雑味が多いので好みじゃない」「割と普通」「美味しい」「これ好き」くらいのもんだ(^_^;)。そもそも、大いなる権威の力を借りれば、ワインを極めた人ほど「美味しい、不味い」ではなく、「出逢いのタイミング」が問題だそうでね。そんな訳で、前フリ長いんですが(苦笑)、クリスマスも近いんで、スパークリングワインや、シャンパンの話も良かろうかと。

ドン・ペリニヨン白1999
 それはともかく、現在は酒屋や酒を売ってるスーパーなどに行くたびに、スパークリングワインをチェックするようになっている。実際に購入するのはネットが多のだが、近隣のスパークリングワインの勢力図が気になるではないですか。そんな中で、どんな場末のスーパーの酒売り場でも、とりあえずスパークリングワインを扱ってるのであれば置いてあるのが「モエ・エ・シャンドン」である。

 「モエ・エ・シャンドン」は、日本人が最も名前を知っているスパークリングワインのドンペリこと「ドン・ペリニヨン」を作っている会社だ。「ドン・ペリニヨン」はいわゆるヴィンテージものであり、葡萄のデキが良かった年にしか作られない特別品である。白なら1万数千円から、ピンクなら4万円以上するだろう。

 ノンヴィンテージものは、その会社名のまま「モエ・エ・シャンドン」というブランドで売られている。フルボトル(750ml)で、おおよそ4〜5千円で販売されていて、ちょっとした日に奮発して購入するなら、なんとかなるレベルだろう。だからこそ、ちょっと調べてスパークリングワインを日本人が購入するなら、モエ・エ・シャンドンに行き着く訳だ。買う方が詳しくても、それが贈り物である場合に「ドンペリのノンヴィンテージもの」と言えば(厳密に言えば違うだろうが)「なんとなくスゲー」って話に贈られた方もなるだろうし、 どうしても需要が高くなる訳だ。にも関わらず、値段も割と手頃だしね。扱いは増えるだろう。

グリーンポイント
 実は、そんなモエ・エ・シャンドン社には、さらに安いスパークリングワインがある。それは、モエ社がオーストラリアで作ったスパークリングワインで、その名も「グリーンポイント」。もちろん、いくらモエ社が作ろうともオーストラリアで生産される限りはシャンパンにはならない。どこまで行っても、スパークリングワインである。 それでも「シャンパンに引けは取らない」…なんて、言われてしまうと「おっ」と思うじゃないですか。

 「シャンパンに引けを取らない」という売り文句は、実際には常套句であり、よくカヴァ(スペンインでのシャンパン方式スパークリングワインの名称)などの販売で使われている。それでも「シャンパンに負けない」…と言われているスパークリングワインの中でも「グリーン・ポイント」を推す人は多いんだよね。会社のネームバリューも大いにあるかもしれないけど。

 そんな訳で、少しでもシャンパンに近づこうと「グリーンポイント」を飲んでみたところ…凄い辛口。もう少し雑味が入っていたりするのか…と思っていたんだけど、キリリリリくらいの辛口。スッキリサッパリで、これがワイン好きの人たちが好きなスパークリングワインなのかと一気に理解度が高まる感じ。見た目、泡の勢いも強いなぁ…思ったのだが、飲んでみると滑らかで、繊細な感じがする。瓶の中でも泡の層が5ミリほど立ち続けているところ見ると、泡の粘度みたいなものが高いのだろうか。それが、繊細な泡ということなのかもしれない。

 …とここまで来たら、シャンパンを飲まない訳にはいかない…と急遽買って飲み比べることにしてしまった。ここでこの「グリーンポイント」と飲み比べておかないと、シャンパンというものの形が捉えられないような感覚に陥ったというか。1本ずつ飲んでいるより、比較した方が分かりやすいしねぇ。とにかく特別視されることが多いシャンパンは、日本人の権威主義丸出しの結果なのか、そうではないのか…を、ド素人だからこそ先入観無しでとらえられたりしないだろうか…と淡い期待もあり。オーストラリアで同じシャンパンメーカーが作ったものと、どう違うのか…ということが知りたくて。

 まず、見た感じとしては、モエの方が色が濃い。次に香りだが、今まで香りなんか分かるかいっ!…と思っていたし、分類はいまだまったく出来ないけど、さすがに比べると分かりやすい。色と同様に、モエの方が香りがドッシリしてるというか、グリーンポイントの方がよりフレッシュな柑橘系というか…まぁ、そんな感じである。

 そして、飲み比べ。モエの方がやや酸味が強くて、その分余韻が長く感じる。それから幾分か味の構成がカッチリしている感じ…という言い方で伝わるだろうか。存在感というのか、主張というのか、その辺が舌の上で強く感じるんだよね。…で、そんなもんですよ(^_^;)。

 「グリーンポイント」も含めた、このモエ社のスパークリングワインだけど、確かに美味しい。一方で、もっと雑味があるものも、それはそれで捨てがたいと感じているところ。だけど、それは多くのワイン好きの方の方向性とは違うんだろうな…。やはり、この淀みない感じが、良い白…ということなんだろう。ワインもロクに嗜まない私は、そう理解することにした。そんな訳で、評価の方は…

 ★・★・★(三つ星)

 …ということで。なんだ、権威に負けたのか…と思われるかもしれないが(笑)、「ちと今までと違う」感を受けたのも間違いない。それまで、ここまで真剣に味わおうともしてなかったのかもしれないけど(^_^;)。さて、「グリーンポイント」と「モエ・エ・シャンドン」としての差だけど、この微妙な違いに数千円の価格差があるのかは微妙なところだ。理解できない…とは言わないけど、私には「この系統」が好きだったとして(別に嫌いじゃないけど)、この差に数千は出さない。…出さないけど、人にプレゼントするなら「モエ・エ・シャンドン」をやっぱり選んでしまうかもしれないなぁ<結局、権威に負けている(苦笑)。

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